2019年07月15日 配信

 

 相談員だった母からの「お前も相談員になってまとめ役をやるように」との意思を受け継いだ別府さん。会長職に就くのは2回目。船橋市青少年相談員や協議会について、その魅力などを伺った。

船橋市青少年相談員協会とは、どういった組織なのでしょう?

 1963(昭和38)年10月、千葉県が「千葉県青少年総合対策本部」を設置。同本部が初めて取り組んだ事業のひとつとして「千葉県青少年相談員設置要綱」が設けられ、青少年相談員制度がスタートしました。

  船橋市も制度開始に合わせて青少年相談員を委嘱。以降、3年の任期(再任あり)で19期にわたって活動し、今年4月に「第20期船橋市青少年相談員」が委嘱されました。市長と県知事から委嘱を受けた制度ボランティアになり、「千葉県青少年相談員」にも委嘱されました。現在は240人で活動。1つの小学校区に5人が望ましいとされています。相談員は各地域の自治会長・町会長の推薦を必要とする責任あるポジションで、年齢も22歳から48歳までと決まっています。

 会長、副会長など執行部は月に1回市役所で集会し、活動内容などをまとめています。

具体的な活動内容は?

 普段は各地区での活動をメインにしていますが、毎年7月下旬に開催の「船橋市青少年キャンプ」や、スキー体験ができる「ウインタースポーツの会」を、それぞれ運営本部を設置して企画運営しています。

 市内を東部、中部、西部、南部、北部の5ブロックに分け、そのブロック内も各地区に分け、各公民館で開催される「ハッピーサタデー事業」「こどもまつり」など、地区ごとにイベントを企画・運営し、子どもたちにさまざまな体験の場を提供しています。

子どもを取り巻く環境は変化していますが、子どもたちに変化を感じますか?また協議会としての今後を教えてください。

 昔も今も特に子どもたちの本質に変わりはないですね。常に相談員は「子どもたちのために」一緒に遊び、心に残る活動のお手伝いをするという感覚でいます。今後もその指針は変わることはないです。

 10年後、20年後、祭りやキャンプのことを特別な体験として思い出してもらい、船橋に住んでいてよかったと子どもたちに思ってもらえるよう、そして親になった時自分の子どもをキャンプなどに連れていきたいと考えてもらえるようになれば、本望です。

 協議会として成人式のお手伝いをしていますが、そこで子どもたちと再会することがあります。大きく成長した姿を見てうれしくなりますね。相談員の成り手がいない現状も踏まえると、25歳になった時相談員になって一緒に活動ができたら最高です。今年のキャンプは山梨県西湖で7月26日から28日開催です。ぜひ参加していただければと思います。

船橋について、思い出の地はどこですか?

 船橋大神宮です。子どもの頃、2月3日の節分祭では、お菓子やおひねりを目当てに出かけていましたが、昨年は年男で節分祭に参列させていだきました。

 小学校4年生の時、初の灯明台点灯式を見に行き、その光に感動したのも覚えています。実は子ども相撲にも出たことがあるんです。


別府 曉 氏
・昭和45年  船橋市生まれ  峰台小学校・宮本中学校卒業
・平成7年  船橋市青少年相談員に( 第12期)
・平成17年  船橋市青少年相談員 連絡協議会副会長就任
・平成20年  同協議会会長就任 相談員として活動を継続
・平成29年  市制施行80周年 特別功労者表彰
・平成31年  同協議会会長就任
※高校進学後のプロフィールに関しては、本人の希望により非公開とさせていただきます

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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