2019年06月04日 配信
東京2020オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり、船橋市スポーツ推進委員協議会の果たす役割や、これから尽力していきたいことなどについて、同協議会会長を務める野口俊光さんに伺った。

 

船橋市スポーツ推進委員協議会とは、
どういった組織なのでしょう?

 昭和39年開催「東京オリンピック」の3年前、昭和36年に「スポーツ振興法」が制定され、昭和38年にスポーツ推進委員の前身となる「体育指導委員」39人により船橋市体育指導委員連絡協議会が発足しました。その後、平成24年に現名称に改称しました。

 現在、船橋市教育委員会から委嘱され、24地区から選ばれた社会的信望、スポーツへの関心と理解、熱意と能力のある200人が協議会を組織しています。委嘱の任期は2年で、「24地区スポーツ委員会」で各地区(地域)の事業を中心に、市民の体力向上と増進を目指し、心身の健全な発達とスポーツの推進に寄与することを目的に活動しています。昨年は5ブロック(南部・西部・中部・東部・北部)、24地区の主催事業数が170事業、協力事業を加えると350事業に関わりました。

 主催事業はグラウンド・ゴルフ、ママさんバレーボール、ウォーキング、マラソンなどのスポーツにおいて、会場の手配、参加者の募集、物品の調達などをしています。 協力事業は町会自治会のスポーツ大会や公民館のハッピーサタディや子どもまつり、社会福祉協議会主催の福祉まつり、ほか市民陸上大会や健康まつりなどに対し、コーディネーターとして活動しています。

船橋市スポーツ推進委員協議会が
目下取り組まれていることはなんでしょうか?

 今後の目標は2点。まずは、2016年度から取り組んでいる事業「元気ふなばし健康ウォーキング」です。

 第1・2回は統一日に各ブロックで開催。昨年の第3回はさらにスタート地点を天沼弁天池公園の1カ所に統一しました。毎回300人程度が参加します。これまでの反省を踏まえ、ゴール地点やコース、運営方法などについてさらに検討をしています。

 他市では2DAYマーチなどのイベントが開催されていますが、船橋市ではそのようなイベントがまだありません。各地域で、例えばコース内に小松菜農家があればそのおいしい食べ方の案内や試食などのコラボを取り入れ、多くの市民が参加できるような市のメインイベントにすることが目標です。今年度は12月1日ですので、ぜひご参加ください。

 もう一つが地域スポーツの推進。障がい者スポーツや、障がいの有無に関わらず、共に楽しめる多様なスポーツの事業を目指して取り組むことです。 今年度は初級障がい者スポーツ指導員の資格を各ブロックで2人ずつ取得してもらい、各地区でボッチャなどの障がい者スポーツ体験会などを企画します。体験会に参加いただき、障がい者の気持ちに寄り添っていただければと思っています。

船橋について、思い出の地はどこですか?

 船橋ヘルスセンターです。人気のあった「大滝すべり」には、長い時間並んだのを覚えています。楠トシエさんのCMソングは今も忘れられません。温泉やプール後によく食べた中華そばも最高でしたね。

野口 俊光 氏
・昭和 28年  仙台市生まれ
        東京都文京区育ち
・昭和42年   松戸市へ転居
・昭和46年  専修大学松戸高校卒業
・昭和50年  専修大学卒業、都内企業に就職
・平成16年  船橋市体育指導委員に委嘱
・平成28年  船橋市スポーツ推進委員 協議会副会長就任
・平成30年  船橋市スポーツ推進委員 協議会会長就任

(写真・文/大西俊子)

 

 

 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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