2016年12月22日 配信

先進医療を地域に生かす

岐阜大学医学部を卒業し、複数の病院で経験を重ね、国内外の大学で教鞭をとり、96年亀田総合病院に赴任。主任外科部長・内視鏡下手術センター長・副院長を兼任。<br />2016年4月より千葉徳洲会病院院長を務める加納宣康氏。
幼少期から「脳膜炎」「貧血」「蓄膿症」「鼻茸」「副鼻腔炎」「赤痢」「虫垂炎」「坐骨神経痛」など大人になるまでにたくさんの病気に悩まされ、成人するまでに実に7回は入院したという。何度も病院に通うなかで待合室の患者さんの表情を見て「自分が医者になって、こういう人たちのために働こう」と、医師を目指した。

これまでで一番記憶に残っている病気は?

医者になってからも病気に悩まされましたが、大人になってからは病気の症状も安定、仕事に専念することができるようになり「完治して丈夫な体になった」と喜び20~40代にかけてはむしろ人並み以上に働いてきました。
しかし、医師仲間から「そんな無茶な働き方をしていたら40代で心筋梗塞になって倒れる」と、しばしば忠告を受けていました。
40代を無事に過ごし、安心していたら2003年5月23日に53歳で心筋梗塞を発症。心臓が大砲で打ち抜かれたような衝撃に死を意識しました。治療して仕事に復帰、学会出張でインドにいる時に脳腫瘍を発症しました。放射線治療で脳腫瘍と共存しながらハードに仕事を続けてきました。
亀田を退職し、今年4月に千葉徳洲会病院の院長に就任したところ6月に脳出血で倒れました。
新しい病院に勤務し働きづめだったのがたたったのかもしれません。

船橋の地域医療に、貴院が果たす役割は?

4月に私が就任した時、施設や病院規模に対し、医師数の少なさに驚きました。常勤医師を増やす努力を重ね、来年には医師数60~70人の体制を目標としています。これによって、当病院が保持している先進医療機器を使いこなす専門医が配備できるようになります。適正な医師数が揃うことで若い医師の指導にも力を注げます。これからの当院はより良い方向に向かうと確信しております。

【取材協力】千葉徳洲会病院 院長 加納宣康氏

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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