2019年11月09日 配信
  気軽に利用できるクリニックに
「診診連携」で地域全体の健康を目指す

 平成26年5月に開業した「すぎおかクリニック」。市立大穴中学校出身の杉岡充爾院長は、船橋市立医療センター心臓血管センター副部長として約20年勤めていた。医療センター勤務時代、毎日のように救急外来の患者を診療する中で、早期発見、早期治療が何より大事で、病気になってから受診するのではなく病気を予防することを広く伝えていきたいとの思いが強くなり、地域の人が気軽に利用できるクリニックを地元である船橋に開業した。現在は、杉岡院長ともう1人の循環器専門医の合計2人で万全の診療体制を組んでいる。

エコーを導入した高度な医療と技術

 同クリニックではエコー、自転車エルゴメーター、睡眠時無呼吸症候群検査、スパイロメーター、骨粗鬆症検査などの検査が可能。エコー検査件数も多く、都内の病院からも注目されるほどだという。エコー検査技師は、延べ4万件以上の検査を行ってきた岡政行さん。エコー検査は体に負担がなく、すぐに結果を知ることができ、心筋梗塞や大動脈解離など重大な病気を早い段階で見つけることができる。また、看護師全員が救急医療に携わった経験を持っているため、重篤度を嗅ぎとる能力が優れているという。

 心電図は、安静時心電図はもとより、心臓病の早期発見に不可欠な運動負荷心電図も装備。心臓リハビリテーションの資格者のほか、食事面のアドバイスを行う栄養士も在籍している。「心臓病であってもどの程度まで動くことができるか、糖尿病であっても何が食べられるのか、ネガティブなことを伝えるのではなく明るい未来を示して、勇気づけるのが私たちの仕事だと思っています」と話す。

「診診連携」のもと市内全体で協力し、地域全員の健康を目指す

 同クリニックでは、診療所同士が連携して、それぞれの特徴を活かしながら効果的に医療の機能を分化し、市全体で地域の人たちの健康を守っていく「診診連携」を目指し、その体制を整えていく準備を勧めている。「現在も医療センターなど大病院との連携を行っているが、他病院との橋渡し役を担いつつ、地域全体の健康維持のための環境を整えていきたい」と杉岡院長。


杉岡充爾院長


夏見のバス通りにあるクリニック外観

すぎおかクリニック
住/船橋市夏見台3-9-25
☎047-406-7272
診/受付8:30~11:30(土曜12:30まで)、14:00~17:30
休/土曜午後・日曜・祝日
診療科目/内科、循環器内科、心臓内科、心臓リハビリ、糖尿病内科、生活習慣病、エイジングケア、分子整合栄養医学に基づいた栄養療法

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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