2018年07月18日 配信

良いケアマネジャーを探す コツってあるの? その①

 皆さま こんにちは。先月は、平成30年度介護保険報酬改定の「医療と介護の連携強化」について述べさせていただきましたが、今月は、利用者と介護サービスとの橋渡し的な存在であるのがケアマネジャーですが、良いケアマネジャーを探すコツについて述べさせていただければと思います。
 在宅で生活している方が、介護保険サービスを利用する為には、ケアプランを作成する必要があります。そのケアプランを作成しているのがケアマネジャーです。 利用者や家族の状況は日々変化していくので、状況に応じた対応をしていくために、ケアマネジャーとは、日々コミュニケーションを図っていく必要があります。契約する事業所や担当するケアマネジャーの対応により、在宅生活が大きく変わってしまう可能性もあります。住み慣れた自宅で本人らしい生活を送る為に、信頼できるケアマネジャーを選定するポイントを説明させて頂きます。
 
①きちんと話を聞いてくれる人か?
 対人援助職の基本はコミュニケーションだと思います。ケアマネジャーが作成するケアプランはケアマネジャーやサービス事業所側の意向ではなく、利用者や家族の意向がきちんと反映されている事が重要です。
 ケアマネジャーの仕事として、利用者の自宅に訪問して行う、アセスメントやモニタリングがあります。面会時に利用者や家族の話に対して、ただ話を聞くだけでなく、「なぜそう思っているのか?」まできちんと聞いてくれる人が理想だと思います。 支援を組み立てるだけでなく、住み慣れた自宅で本人らしい生活が継続できるように、根本的な問題解決ができる人が望ましいと思います。
 
②相談に対してきちんと 助言をしてくれるか? また対応が早いか?
 利用者や家族の相談に対して対応が丁寧で早いかも重要なポイントです。
 その場で答えられない内容に関しては、「いつまでに回答します」など期限を決めてくれるような不安を持たせない対応ができる人が望ましいと思います。 質問に対して専門用語などを使わず、わかりやすい言葉で説明する、必要に応じて資料などを持参してくれるなど丁寧な対応をしてくれる人や、話を聞くだけでなく、必要に応じて助言や提案をしてくれる人が望ましいと思います。
 またケアマネジャーにも仕事の範囲があります。何でも聞いてくれる人、何でもしてくれる人が良いケアマネジャーではないと思います。もしケアマネジャーが交代になった時に困るのは利用者や家族です。ケアマネジャーができないことは、対応できる人や場所を紹介してくれるケアマネジャーが望ましいと思います。
 
③自宅から事業所までの距離
 住み慣れた地域でその人らしい生活を継続する為には、地域の社会資源の情報量が多いことやネットワークづくりができている人ほど、利用者や家族の意向に対して、様々な提案ができると思います。また、緊急時等に迅速な対応ができる可能性が高いのは、自宅から近い事業所の方が可能性は高いと思います。
 
 まだまだポイントがありますが、今月は文字数の関係もありますので、次月号に続きを述べさせて頂ければと思います。
 
介護屋 宮﨑 代表取締役社長
宮﨑 直樹

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード