2018年10月02日 配信

 育児休業の期間延長法改正から1年 刻々と変わる、船橋の待機児童問題

平成29年10月1日から育休期間と育休手当の受給期間を最長2年まで延長できるように法改正されて1年、0・1歳児の待機児童数に変化が起きている。
 今まで、育児休業は最長1年6ケ月だったことから0歳児クラスの4月入所に申し込みが偏る傾向があったが、最長2年まで延長できようになったため、平成30年度の4月入所申込は1歳児クラスに申込が集中。千葉県全体では平成29年度の0歳児待機児童が243人だったのに対し、平成30年度は98人に減少。船橋でも、全体の4割の園の0歳児クラスが充足せず、1歳児クラスに待機児童が集中したという統計が出ている。

 船橋市の就学前児童数と保育需要率の推移(表1)から直近2ヵ年の増減率を比較すると、就学前児童数が4%減少しているのに対し、保育需要数は12%増加している。「女性の社会進出により共働きの家庭が増えています。そのため、全体の子どもの数は減っていますが保育の需要が高まるということになり、これも、1歳児クラスに入所希望が増加した原因の要因の一つではないでしょうか」と、船橋市保育認定課の松浦さん。

船橋の待機児童対策の現状

 現在船橋市では毎年新園の設立などの整備を進め、平成27年は1067人だった待機児童数が、平成30年では458人になった。「4月の段階で空きがあったものの、5月以降に出産や転居などで途中から入園を申し込む人で現在はほぼいっぱいになっています。適宜整備を進めていきたい」と染井さん。平成31年度の保育園入所申込は、10月1日から開始する。

 

この人たちに聞きました!

船橋市役所子育て支援部
保育認定課 
課長補佐 染井伸治さん(左)
課長補佐 松浦年洋さん(右)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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