2019年02月28日 配信
飛ノ台遺跡から日本建鐵跡へ

 
▲飛ノ台史跡公園博物館   ▲日本建鐵跡(正門から)

 行田無線塔跡の円周道路南側から海神方面に歩いていくと、右手に飛ノ台史跡公園博物館が見えてきます。

 この辺りから海神中学校の敷地一帯は縄文時代の貝塚遺跡があったところです。昭和13年、日本で初めて炉穴が発見され、数回にわたり大規模な発掘調査が行われてきました。屋外は史跡公園になっていて、住居跡が保存されています。園内を散策して、しばし7000年前の縄文人の暮らしに思いを馳せてみるのもいいですね。

 博物館の道路を挟んだ向かい側は日本建鐵の工場跡地です。現在は、敷地内の建物も撤去されて更地化が進んでいます。日本建鐵は太平洋戦争中、海軍の軍需工場として、中でも迎撃戦闘機「雷電」の大半の主要部品はここで作られていました。

 しばらく行くと正門があり、構内に向かって広い真っ直ぐな道路が延びているのが見えます。ここから飛行機の離着陸もできるようになっていたそうです。 少し先のイオンモール入口には、勤労動員されていた県立中学校卒業生の記念植樹が残されています。

文/ふなばし街歩きネットワーク 赤井政治

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