2019年10月04日 配信
PC修理から教室、交流の場まで
街の人に頼ってもらえる存在を目指す

 

 Epix代表の石川直紀さん(38)は、埼玉県さいたま市の出身。石川さんが船橋に店を構えたのは約7年前、東武アーバンパークライン・新船橋駅前のイオンタウン開業時、敷地内のテナントで「ハロー! パソコン教室 新船橋校」を開校したのが始まりとなる。パソコン教室を経営しているうち、知り合いから「PCやスマホに詳しい石川さんに、家に来てもらって教えて欲しい」との要望が多かったことから、出張でのPC修理やサポート、スマホの修理サービスも展開し始めた。併行してパソコン教室では子どもたちにプログラミングを教えるなど、地域の子どもたちの教育にも関わってきた。父は埼玉で地域に密着した電気店を営み「何かあったら石川さんへ」と頼られている。自分も近づきたいと常日頃、思っていたという。

 そんなある日、新京成線・習志野駅前にあったプログラミング教室の経営者から教室委譲の話が舞い込み、2018年3月からは石川さんが経営を引き継いだ。2019年からはプログラミング教室と併行して、ボードゲームができる「ボドゲステーション」も始めた。「昔からボードゲームが好き。ボードゲームもプログラミングとすごく似ていて、子どもたちは楽しみながら脳を鍛えられるし、子どもだけでなくシニア世代にも楽しんでもらえる。ひいては認知症予防にもつながるので、子どもと高齢者が一緒になって楽しめるような場を作りたかった」と話す。「脳トレはスマホでもできるが、しばらく経つと飽きてしまう。もっとアナログに人と人が対面してのゲームのほうが刺激になるし、何より楽しい!」とも続ける。

 船橋市場内「市場カフェ」で開催している「オレンジカフェ」に、自前のボードゲームを持参し、初対面でもボードゲームがあると簡単に壁が取れることを実感してもらっているという。さらに現在は「ハロー! パソコン教室 新船橋校」が入るイオンタウンのデッキ部分を活用できるよう施設に掛け合い、マルシェなどを開催。もっと人が集まる場になるよう、注力している。石川さんは「自分のできることを活かして、もっと地域全体で楽しめることができたら」と熱意を見せる。

Epix(エピックス)
  代表者/石川 直紀
スタッフ/10人
住所/船橋市習志野台4-1-7
電話/ 047-769-7545

 

(文/見上 裕美子)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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