2017年07月24日 配信

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インタビュー No.5
佐野医院 オー・キッズ

船橋南部エリアで病児保育「オー・キッズ」を運営する佐野院長に、病児保育とはどんな施設なのか伺った。

市内にある保育園・幼稚園・支援センターなど、子どもたちを見守るさまざまな施設の人に話を聞き、それぞれが描く「船橋の子どもたちの未来」を語っていただきます!

病児保育とはどんな施設ですか?

「病児保育」とは、保育所に通っている子どもが病気になり親が仕事をどうしても休めない時に、親に変わって病気の子どものお世話をする施設です。船橋市内には5ケ所の病児・病後児保育施設がありますが、市からの委託事業となります。どの施設も診療所あるいは保育園に併設されており、事前の登録と預かり前に医師によるお子さんの診察が必要になります。
1986年に先代(義父)から佐野医院(内科・小児科)を引き継いだ後、夕方に病児を連れて診療所に駆け込む働く母親たちの「また明日仕事を休まなければならない」という悲鳴にも似た声を聞くうちに、何とかしたいと思い、2011年7月に「オー・キッズ」を開くにいたりました。空いていた2階をリフォームし、0歳児から小学3年生までを受け入れています。朝6時30分から病気のお子さんの預かりの電話を受け付け、朝8時から夕方18時まで預かり、病児保育専門士の資格を持つ保育士と看護師が交替で子どもたちのお世話をしています。
感染力の強い病気は隔離室で保育します。
開園して6年たちましたが利用登録者数は累計1500人以上になりました。

病児保育専門士とは、どのような人たちですか?

病児保育の専門性を高め、さらに家庭での看護方法などの研鑽を積み、病児保育を通して子育て支援を行うことのできる保育士・看護師です。(一社)全国病児保育協議会から資格認定されるもので、病児保育専門士を育成するために、専門的な研修制度を行い、一定の水準に達した場合に認定されます。

今後の未来予想図を教えてください

開園当初は働く母親を応援するつもりでしたが、最近は父親が病児を連れてくることも多くなりました。母親だけでなく父親も育児に積極的に参加してくれていることを嬉しく思います。お仕事を頑張っているご両親が家でお子さんを見るのと同じようなアットホームな雰囲気を大切にしながら、病児保育専門士と看護師と医師で、安心して病気のお子さんを預けられる環境を整えていきたいと思います。
今後も病児保育の現状や課題については、市内にある病児保育施設同士での情報共有を行い、さらに全国病児保育協議会での勉強を通してより良い病児保育を目指したいと思います。

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佐野医院 オー・キッズ
院長 佐野千寿子 先生
住所/船橋市本町3-3-7 佐野医院2F
電話/080-3416-0122

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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