三番瀬フォーラム
代表/清積庸介さん
会員数/45人(4月末現在)
連絡先/TEL 047-454-1204、sanbanzeforum@yahoo.co.jp
活動日/不定期(月に2回位)
活動場所/ふなばし三番瀬海浜公園ほか、三番瀬全域
環境保全のため観察と研究を続ける
船橋市と市川市等にまたがる東京湾の浅瀬である三番瀬を活動拠点とする「三番瀬フォーラム」は1991年に発足。中心となるメンバーは定期的に三番瀬干潟の観察を続け、その魅力を紹介したり、環境について考える場を設けたりしている。前身は1988年から三番瀬の調査研究をしていた「三番瀬研究会」だ。
今年2月には活動の中で、1970年代の東京湾の埋め立て工事以降に絶滅したとされていた「イボキサゴ」を発見し、話題となった。事務局長の清積庸介さんは「まさかと驚いたが非常にうれしかった。環境が改善してきている証」と笑顔がこぼれる。
同会は30年以上、青潮の研究も続けている。専門家が持ち合わせていない現場の状況を行政などに提供し、青潮の発生予測や被害軽減を具体的に提案している。「青潮が及ぼす三番瀬への影響を把握するためのモニタリングポストを浦安沖に設置できることになりました」と清積さん。
また同会では「ふなばし三番瀬海浜公園」を中心に季節ごとに散策会を企画。季節や時間帯により変わる生き物の様子を観察したりと子ども連れでも楽しめる。清積さんは「すぐそばにある自然豊かな海に来て、家族で三番瀬を楽しんでほしい」と話す。
三番瀬干潟散策会には家族連れが多く参加する
「イボキサゴ」を手にする清積さん
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