2017年01月30日 配信

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元チャンピオン プロキックボクサー 立嶋篤史(たてしま あつし) さん

史上最年長、最多試合数 史上初・親子現役キックボクサー

1991年、1993年、1995年と3回タイトルマッチを獲得し、45歳の今なお現役のキックボクサー立嶋篤史さん。立嶋さんは小学校時代からいじめを受け、中学校時代に「とにかく強くなりたい」との思いで、近所にあったキックボクシングジムの門を叩いた。「自分より年上の人ばかりで、みんなにかわいがってもらって…。普通に話しかけてくれるのが嬉しかった」と当時を振り返る。無我夢中で練習を積み重ね、中学卒業後はキックボクシング発祥地のタイへ単身修行。帰国後の16歳で日本デビューを果たす。
苦しい減量や練習を重ね、‘91、‘93、‘95年と3回もタイトルマッチを獲得し、「キック界のカリスマ」との異名をもつほど活躍。
ジムを移籍しながらも、ひたすら頂点を目指していた31歳の時、不運にも自転車でジムに行く途中、車に跳ねられ重傷を負ってしまった。完治まで5年、との宣告。体が思うように動かず、苛立ちやストレスがかなりあったという。その頃、長男の挑己(いどむ)くんは小学校に入学。リハビリを兼ねて子どもと一緒に練習ができたらと思い、地元である船橋競馬場駅近くにジムを開設した。子どもたちを教えながら自身のトレーニングも積み重ね、事故から6年3カ月後、見事復帰を果たした。
「先輩でもあり師匠でもあり、尊敬できる父。キックボクシングの話もしますが、くだらない話もしますよ」と挑己くん。現在は高校3年生の挑己くんも2015年にキックボクサーとしてプロデビュー。親子で現役は史上初のことだという。
「今年はデビューをしてから30年の節目。100戦を目指します」と鋭い目の中にも優しいまなざしで次の目標を話した。

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プロフィール

1971年12月28日 東京都生まれ
1987年 15歳で単身タイへ。現地でプロデビュー
1988年 16歳で日本でデビュー戦
1991、93、95年にキックボクシングフェザー級タイトルマッチ獲得
1993年 船橋市に転居
1998年 長男・挑己くん誕生
2009年 ジム「ASSHI-PROJECT」開設
2009年9月 現役復帰
現在 91戦、100戦まであと9戦

 

 

 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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