2019年10月04日 配信

▲「前原団地入口」からアルビス前原方面へと続く道。車の交通量も多い
 
新しい集合住宅が増え
子育て世代が多い住宅街

 国道296号線の交差点名にある「前原団地入り口」の「前原団地」は、船橋市初の公団住宅として昭和35 年に入居がスタートした。当時は抽選で入居が決まり、このエリアで営む焼肉屋「貴族」店主の母・湯浅房江さんは「前原団地ができた当初は、この団地に住めるのは『夢のまた夢』と言われていた」と話す。

 月日が経ち、建物の老朽化が目立つようになると、住人は減少し、高齢化が進んだ。平成11年から建て替えにより順に住棟の取り壊しが進み、平成20年に全ての取り壊しが終了。現在はURの「アルビス前原」を筆頭とした高層住宅が隣接し、それに加え、現在は戸建て住宅も増えた。

 住宅が多いこともあり、前原小学校、前原中学校、冨士見第二幼稚園、認定こども園おひさまなど多くの教育機関も隣接している。昭和57年から前原団地内で精肉店を営む「竹屋」店主・中山さんは「若い人が増え、子どもが増えて活気が出て嬉しい」と話し、認定こども園おひさまの園長・中國さんは「公園も増え、整備され、子ども達が遊べる場所が増えた」と話す。

 また、津田沼駅や前原駅へのアクセスも良く、朝晩は通学通勤の人たちが行き交い、夕方にはたくさんの小学生が公園で遊ぶ様子が見られる。一時は高齢化も進み人口も減少したが、建て替えにより若者や子育て世代が増え、高齢者も子育て世代もが住みやすい場所へと変わっていった住宅街だ。

   
▲アルビス前原には、スーパーや精肉店、ケーキ屋、コンビニ、クリニックなどが入る商業施設もある   ▲整備された公園も多い
     
   
▲高層住宅が並ぶ通り。広い歩道があり、歩きやすい    

 

 

A:まえはら子育てネットワーク

 1960 年に母親たちが立ち上げた「前原団地の保育の会」が前身。現在は「認定こども園おひさま」を中心に、子育て支援事業、児童発達支援事業、小学生体験活動を行う。「地域の中でみんなで育つ」をモットーとし、「地域住民、子ども& 親同士の関わりの中で親も子も育っていく」と園長の友國さんは話す。

 

受付時間/月~金曜9:00 ~17:00
☎ 047-476-7802

B:竹屋

昭和57 年から続く精肉と惣菜の店。前原商店街から平成15 年に現在の場所に移店。厳選した肉と総菜を手頃な価格で販売する。店主イチオシは自家製の焼き豚と煮たまご。「揚げ物は、揚げたてもご用意できます」と店主の妻・中山美代子さん。

 

営業時間/10:00 ~19:30、日曜、祝日は19:00 まで
定休日/水曜
☎ 047-472-2904

C:貴族

岩手、前沢牛をはじめ、その時一番良いと思うA5 ランクを使用する焼肉店。代表メニューは「特上カルビ」1人前(2,040 円)。「質を落とさずリーズナブルに和牛を提供し、運動会後などに家族で来てもらえる店でありたい」と店主の湯浅さん。個室や座敷も用意する。

   

営業時間/17:00 ~22:00(土・日曜、祝日23:00 まで) 
定休日/月曜 ☎ 047-472-2262

D:Simple(シンプル)

約3 年前にオープンした美容室。「飾らない、ありのまま」をモットーに、「地域に密着し、通いやすく、年代問わず一生付き合っていただけるような店でありたい」とオーナーの三好さん。ヘアケア商品にも力を入れ、個々に合った商品をセレクトしてもらえる。

   

営業時間/9:00 ~19:00
定休日/火曜、第1・3 水曜
☎ 047-409-4312

E:Cafe 279(つなぐ)

一軒家を改装し、ママでありオーナーシェフである原口さんが「ママたちの憩いの場を作りたい」と約2 年前にオープンしたカフェ。多彩なジャンルのワークショップなども開催し、人と人、人やモノがつながる場にも。

 

営業時間/11:00 ~16:00
定休日/土・日曜ほか
☎ 047-493-3238

(写真・文/高木早織、見上裕美子)

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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