2017年03月17日 配信

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高瀬サッカー場(タカスポ)で1月28日、小学校最後の大会になる選手も多い「関塚杯船橋市卒業生サッカー大会」で、行田西FCが11年ぶりの優勝を手にした。

行田西FCは行田西小学校の在校生が大半を占めるクラブチーム。発足は昭和50年、同校を卒業した山崎健太郎監督が平成3年から率いる。
関塚杯は、小学校選手生活の集大成として位置づけられるもので、ロンドンオリンピック2012のU23日本代表監督関塚隆さんが創設したもの。所属の小学6年生は必ず試合に出ることが条件になる。市内48チームが8会場に分かれて予選を開催、同日は予選・準々決勝戦を勝ち抜いたベスト4(八栄FC、船橋若松FC、行田西FC、VIVAIO船橋SC)による準決勝戦・決勝戦が行われた。
行田西FCが準決勝戦で八栄FCにPK戦(4-3)で勝利し、決勝戦では3-0でVIVAIO船橋SCに勝利、11年ぶりの優勝を手にした。
同部員は51人、うち6年生は7人。
山崎監督は、最終的に6年生でものになればいいという考えのもと、子どもたちを指導している。そのためにこの関塚杯の位置づけも大きく、6年生全員を出場させてきちんと活躍できるようにするために育ててきたのだ。
サッカーの練習はボールの扱いはもちろんだが、走れることが重要になる。そのため低学年の頃から近くの行田公園も使い、ランニングやインターバルトレーニングを多く取り入れてきた。
現6年生を1年生の時から指導してきた阿部健一郎コーチは、選手の「絶対勝つ」という気持ちの強さ、その気持ちを全員が持てるようになったことに成長を感じたという。「勝ちきれない試合が続きましたが、みんなの気持ちがひとつになったのがまさに卒業生大会でした」と話す。
大会前夜、キャプテン岩崎竜也くんは「お世話になった監督やコーチに絶対金メダルをあげたかったから」と、両太ももに試合にかける思い「絶対勝つ、優勝、1対1マケナイ」などの文字をマジックペンで書いたという。その思いがみんなに伝わり、決勝戦では個人技に優れる相手に対して、2人3人で走って囲み負けずにパスをつなぎ、ボールが相手ゴールのネットを3回も揺らしたのだった。

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