2019年11月26日 配信

 「西船橋周辺を訪ねて」の第2回目は、西船橋駅北口ロータリーを出て、国道14号線との交差点から左手、東京方面を見ると14号線の上り車線と下り車線に分ける大きな杉の木が茂った分離帯があります。その右手が「勝間田公園」です。

 昭和45年に、その地にあった「勝間田の池」を埋め立てて作られた、約3200㎡の大きな公園です。公園内にはブランコや鉄棒、砂場、銅像のある花壇などがあり、歌碑も2つあります。

 「勝間田の池」は、北総台地の端にあり、湧水の溜池として「本郷溜(ほんごうため)」と呼ばれた湧水池でした。江戸時代には、成田詣での文ぶんじんぼっかく人墨客がその風光明媚な溜池を、万葉集に載っている奈良の薬師寺近くにあった「勝間田の池」になぞられて「勝間田の池」と命名したようです。

 今ではその面影はありませんが、当時の葛飾郡の中心地でした。元気な子どもたちの遊び場として、西船橋地域の人々の交流の場として、地域の人々に憩いの場を今でも提供しています。

 次回からは、西船橋地区にゆかりの童謡唱歌の話になります。


勝間田公園入口


勝間田公園サルスベリの下で元気に遊ぶ船橋っ子

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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