2018年11月29日 配信
広大な水田と工場地域が日本を代表的する都市モデルへ

 

新船橋駅に向かう道路   森のシティさくら公園

 

 船橋駅から北西方面に位置する北本町には、東武アーバンパークライン新船橋駅を中心に商業・住宅地域である「ふなばし森のシティ」が広がっている。同地区において、2016年にフランス国外では世界で初めて「エコカルティエ認証」(環境配慮型地区認証)を船橋市と不動産会社が取得した快挙は記憶に新しい。「エコカルティエ認証」とはフランス政府が推進する行政、民間事業者、居住者による持続可能な街づくりについて模範的な事業に与えられるもの。
 1970年代まで北本町一帯から塚田駅周辺までは水田が広がり、新船橋駅近辺には戦前から日本建鐵などの工場が立ち並んでいた。実家が農家だった60代の女性は「子どもの頃、この辺りは田植えの忙しい時期に東北からの出稼ぎ労働者の手を借りるくらいだった」と話す。Honda Cars 船橋中央の小林繁雄さんは「新船橋駅周辺は下請
け工場もたくさんあり、飲食店街はにぎわっていた」と当時を振り返る。
 2004年以降、工場が次々と閉鎖され、工場跡地の開発が始まった。南北に延びるバイパス道路沿いには「ベンチャープラザ船橋」などが次々に開設され、2013年に大型ショッピングモールが開業、「ふなばし森のシティ」の約1500戸の住宅へ入居が始まった。現在は住民主体の緑化清掃活動や夏祭り、防災訓練など、住民による地域活動で活気にあふれている。

 
船橋市保健福祉センター付近   船橋駅北口から新船橋駅方面へ
     
 
公論坊公園の弁天社   中津川と遊歩道

 

 
 
 

 

 

 

 

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