2020年01月28日 配信

   
東武アーバンパークライン塚田駅西口

未来へと進化し続ける街古き良き風情と人情は健在

 1923(大正12)年に開設された塚田駅。同駅から南へ徒歩5分以内の線路沿いの広大な土地では現在大規模な工事が行われている。1956年より操業を始めた旭硝子の船橋工場が2003年に事業を撤退。約2万3600坪の跡地の南側に小学校、放課後ルームおよび保育所が来年の春完成を目指して建設中である。今年の9月末には571戸の分譲マンションの入居が始まり、複合商業施設も秋に完成予定である。来年春には約830戸の賃貸住宅が完成する。それに伴い、歩道は広く整備され、利便性と環境の向上に近隣住人の期待が高まっている。

 塚田駅周辺は標高約18mの高台で50年位前には畑が、その周辺の谷地には水田が広がり、農業のさかんな地域であった。「昔は夏になると蛍が飛び、川や湧き水にはシジミやドジョウがいた。松島八幡神社を中心に季節の行事が盛んで楽しかった」と地元出身の女性は振り返る。

 この地域は縄文期の遺跡がたびたび発掘され、2016年に塚田小学校の近くで「前貝塚堀込貝塚」が発見されたことも記憶に新しい。太古の昔から暮らしやすい土地だと言えるだろう。

 創立1889(明治22)年の塚田小学校には現在千人以上の児童が通う。塚田駅周辺は徐々に人口が増し、便利になってきた地域。農地は住宅地に変わり若い世代が増え、駅周辺には地域住民でにぎわう店が増えてきた。今年の秋にはさらに大きく生まれ変わる。


塚田四季彩公園。この周辺に縄文の遺跡が眠っている


来年春には新しい小学校ができる


昔ながらの家が並ぶ

A:松島八幡神社

塚田駅周辺の松島と呼ばれる地区の農家の鎮守として大切にされてきた神社。昔に比べ、簡素化されてきたが新嘗祭や御武射(おびしゃ)などの行事が今も行われる。奥にある本殿は昔ながらの茅葺屋根。境内には200年近く前の子安大明神や庚申塔などの石碑が残る。

 

B:麺屋もりの

昨年6月、駅前にオープンした地元出身店主の豚骨ラーメン店。「豚骨ガッツリ醤油豚1枚」(880円)には120gはある分厚いチャーシューが入る。太目の麺は同店用の特注。昆布ベースの「あっさり醤油ラーメン」(450円)も提供。

 

営業時間/11:00~14:00、17:00~21:00(基本的に日曜・祝日は昼のみ) 
定休日/水曜
☎080-3179-9316

C:Bon Appetit(ボナペティ)

旭町から塚田駅前に移転して3年目のパン屋。店名はフランス語で「召し上がれ」の意味。手作りにこだわり、餡やクリームも手作りする。素材は国産小麦を使用。自慢のクロワッサン(280円)はずっしりとして食べ応えがある。季節限定の旬の野菜や果物を使ったパンも。パンが売り切れ次第、その日の営業が終了する。

営業時間/10:00~19:00 
定休日/日・月曜ほか不定休 
☎047-430-2551

D:京葉エステート

船橋を中心に開発、賃貸、売買ならびにリノベ、設計、工事を行う総合不動産会社。「不動産を通して社会貢献」を理念に塚田に本社を構えて20年以上となる。保育施設、障がい者の日中一時支援施設やグループホーム、高齢者のシェアハウスなどの建設に力を入れている。

 

営業時間/9:30~18:30 
定休日/水曜、第1・3火曜 
☎047-429-7272

E:Per Ora(ペルオラ)

昨年11月にオープンしたイタリアンレストラン。地元出身のオーナーシェフが地産地消にこだわり、行田を始め市内生産者の野菜や卵などを使う。

営業時間/ランチ=水~金11:30~15:00(LO14:00)、ディナー=18:00~23:00(LO22:00)、日曜は22:00(LO21:00)まで 
定休日/月曜(祝日の場合は翌日) 
TEL047-779-4562

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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