今回ご紹介するのは、「割烹旅館 玉川」。大正ロマンの佇まう割烹旅館で、江戸前と地産の和食を提供しており、第1回ふなばしお店グランプリ店舗・デザイン部門の準グランプリのお店!
大正11年創業の同店は、船橋市内における国の登録有形文化財4つあるがそのうち3つが玉川旅館の建物。宿泊だけでなく食事処としても広く利用されています。大正時代の面影を色濃く残し、調度品で飾られたモダンな館内では、40室ある個室から人数に応じ案内。食事は完全予約制で2人から受け付けており、予算にあわせ5000円からコース料理として提供しています。温泉はくり抜き風呂や寛ぎの宿専用露店風呂等全部で8か所のお風呂を用意。価格は宿泊、宴会ともに低めに設定されており8つのお風呂を備えており太宰治の定宿だったとして地元のお客様はもちろん海外からのお客様やメディア取材多数いらっしゃるそうです。
玉川の食事は、「地産地消の和食」とし、東京湾でその日漁獲した海の幸をはじめ、小松菜、海苔、あさりなど船橋ならではの素材、旬を取り入れた季節の料理などがメイン。コースの中で必ず登場するのは「魚の活き作り」。板長がその日仕入れた魚類を丸くブーケのように盛りつけ「洋」の演出で施しています。
「お食事だけのご利用でも、お気軽にお風呂に入ってくつろいでいただけます」と女将の長野さん。
太宰治が滞在したことでも知られ、前期の傑作「ダス・ゲマイネ」の作品が書かれたことで有名。
近隣に文化財の宿は他になく歴史を感じさせる内装や外観を残しており昔からの建物を大事に使っていることと、
時代物の着物を陳列、暗い雰囲気を演出して大正モダンを感じさせる丁度品の数々を備え歴史的資産をフル活用し維持管理しているところも、
準グランプリに輝いたポイント。ぜひ足を運んでみては?
[割烹旅館 玉川]
住所/船橋市湊町2-6-25
営業時間/16時~23時
定休日/年中無休
電話番号/047-431-3234