今回はちょっと他劇団の宣伝を。
ご紹介するのは劇団ヒラガナ(語)さん。
元団員のしげ君が出演します。
劇団ヒラガナ(語) 第32回公演
「言音の貸屋 〜ことねのかしや〜」
http://www.kilt-inc.jp/hiragana/performance.html
第32回公演ですか! Σ(゚Д゚ノ)ノ
こいつはすげぇや。
劇団ほど「継続は力なり」という言葉が当てはまるモノはありません。
間違いなく、力、あります!
劇団ヒラガナ( )さんはバックボーンもしっかりしていて、法人を有しています。
是非是非、ホームページで公演情報をチェックいただければと思います。
しげ君がまだ十夢の団員だった頃、いろんな事がありました。
おそらく、一番オイラと言い争いをしたのが、しげ君だったと思います。
これは今でも2人の間で笑い話になるのですが、
しげ君が初めて舞台に立った「たまひよ公演」の打ち上げで、オイラ達はバトルしました。
しげ君にはしげ君の考えがあり、
オイラにはオイラのこだわりがありました。
楽しいはずの打ち上げがシーンとしてしまい、しげ君とオイラだけ他のテーブルに。
そこで2人だけで話をしました。
2人だけで話すと何故か落ち着いて話せるんですよね。
酔いもあり、お互いにストレートに思いをぶつけ合い、
でも、
納得出来ないながらも「そういう考え方もある」と受け入れながら話をしました。
決して「じゃあ、もう知らん!」にはならなかったですね。
話し合う時はトコトン。
それは芝居を作る上でのオイラのスタンスです。
意見が合わないならトコトン話し合う。
たまひよ公演の次にはオイラが演出する「第9回公演」が控えていましたから、中途半端に話し合ってコミュニケーションが取れなくなるのだけは避けたかったのです。
それからですかね。
しげ君と良く飲むようになったのは。
劇団終わりに限らず、プライベートでも飲みに誘ったり、誘われたり。
昔の少年マンがでいう、
「お前、なかなかやるじゃないか。」
「あぁ、お前もな!」
です。
それは十夢を退団した後でもそうです。
飲みに誘ったり、誘われたり。
一番激しいバトルをした時、トコトンまで話し合って良かったと、心から思います。
そんなしげ君と1ヶ月ほど前、飲む機会がありました。
(飲んでばっかかい!!)
今回ご紹介する、「劇団ヒラガナ(語) 第32回公演」の話です。
しげ君は、劇団ヒラガナさんに参加するまでにいろんな劇団を見学したそうです。
詳細は教えてもらえませんでしたが、本当にいろんな劇団に見学に行ったそうです。
そして、十夢を客観的に見ることが出来たらしく、こんな風に十夢を評してくれました。
「団長や演出は十夢を素人劇団って言ってますけど、間違いなく面白い芝居作ってますよ。本気度もお金取ってる劇団に負けてませんし。外から十夢を見てそう思います。初めて舞台に立ったのが十夢で良かったって。十夢イズムは俺の中に刻み込まれてますから。」
しげ君は、団長やオイラをたてて十夢イズムと言ってくれましたが、しげ君の芝居に対する考えや姿勢を聞くと、それはもう、「しげ君の演劇観」になっているように感じました。
有料公演と無料公演に対する考え方。
芝居を作る上でのこだわり。
役者をやるからには持たなければならない責任。
劇団を存続させる大変さ。
しげ君が初めて舞台に立って約3年。
あれからオイラも経験を積み、考え方も変わってきました。
しげ君も考え方が変わってきました。
お互いが少しずつ変化していき、
あれだけバトルしていた2人が、飲みながら芝居の話をすると、
「そうそう!そうなんだよね!」
「俺もそう思う!」
「やっぱり分かってるねぇ!」
なんて同調のオンパレード。
経験って、本当に人を変えます。
オイラにとっての「経験」には間違いなく、しげ君との会話があって、オイラに「考え方の幅」を増やしてくれたのはしげ君だと思っています。
そして、互いに様々な経験をして3年後、芝居観がもの凄く合ってきた。
演劇の話をしていて、こんなに楽しい相手は居ません。
そんなしげ君が公演をします。
しばらく役者から離れていたしげ君が舞台に立ちます。
オイラは凄く、
凄く凄く、
楽しみなのです。
皆様も、もし、お時間がございましたら是非ご覧くださいませ。
劇団ヒラガナ(語) 第32回公演
「言音の貸屋 〜ことねのかしや〜」
http://www.kilt-inc.jp/hiragana/performance.html