1/22(木)特別支援学校とおもちゃ病院が連携開始
「壊れたおもちゃ=使えないおもちゃ」から逆転の発想
特定非営利活動法人「おもちゃ病院」の技術者と、船橋市内の特別支援学校(船橋市夏見台5-6-1)の教職員が連携し、障がいのある子どもたちの学習や遊びを支援する取り組みが始まってから、1カ月が経過した。昨年12月16日の初顔合わせをきっかけに、現在はタッチスイッチを活用した装置の導入や、新たな教材開発が進められている。
活動の中心を担うのは、おもちゃ病院ドクターとして活動する松永正剛さん。電子工作を趣味とし、船橋市を拠点に長年活動を続けてきた。今回の連携では、障がいのある子どもたちがわずかな動作や目線で機器を操作できるよう、既存のおもちゃや市販製品を改良・修理する役割を担っている。
「障がいのある子どもたちにとって、市販のおもちゃでも自分で操作できなければ“壊れている”のと同じ」という考えで同校教員とおもちゃドクターが意気投合、おもちゃ病院の技術力とのコラボに至った。現在は録音再生機能を活かした出席確認機器や、スヌーズレンルーム(感覚統合を目的とした癒し空間)で使用する一括制御スイッチなどの開発が進む。
導入された機器の第1号はタッチスイッチ型のマネキン。子ども手のひらに軽く触れると「ありがとう」と音声を発するもので、録音音声は教職員や子ども自身の声に変更も可能。簡単な操作で「朝の会を始めます」といった司会進行もできるようになり、幅広い障がいを持った子どもたちが役割を担えるようになることがコミュニケーション支援の一助になると考えられている。
松永さんは「障がいを持った子どもたちの遊びや学びを支えるため、我々の修理技術が役立てば嬉しい」と語る。加藤さんも「これまで活用しきれなかった技術に触れ、子どもたちの“困りごと”を見つける視点が広がった」と手応えを示している。
現在は次の導入装置の開発に向け、教職員とおもちゃドクターの意見交換が継続しており、今後は地域イベントや民間施設との連携も視野に入れている。「子どもたちの願いと技術者の知恵が出会う場として、地夏見台域全体で可能性を広げたい」と松永さん。新たな連携の形が静かに広がり始めている。
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