牛とのふれあいや搾乳体験も
海神小学校(船橋市海神2-6-5、TEL 047-431-2551)校庭で1月14日、牛と触れ合う体験学習「ミニわくわくモーモースクール」が行われた。
千葉県酪農農業協同組合連合会の協力の元、本物の牛を校庭に運んで行われた同イベント。
同会は今年度、千葉県内で1日かけて体験学習をする「モーモースクール」を1校で、規模を小さくして開催する「わくわくミニモーモースクール」を7校で実施。市内では今年度初のイベントだった。「『酪農教育ファーム活動』という活動の一環で5年ほど前から始まりました。『食と命の学びを支援する』ことを目的としています」と同会の石野久子さん。各スクールは抽選により決定するという。
この日は、袖ヶ浦市、市原市、八千代市から酪農家5人を講師にむかえ、3年生児童約100人が参加した。
開会セレモニーでは校長先生から「牛のことをよく知って、心の中によかったなと思う経験をためて、後で作文にまとめましょう」とあいさつがあり、酪農家の講師からは「酪農とは、毎朝牛のお乳を搾り、餌をあげ、糞の処理をするなどの仕事があります」など仕事内容も説明された。
はじめに、口蹄疫防止のため全員が下履きと手の消毒をすませた児童たち。児童たちは約50人ずつに分けられた。「牛がストレスを感じないようにとの配慮で、50人が限界」と、講師。
ふれあい体験は、小牛2頭でブラウンスイスとジャージーという品種が登場。数人ごとに、牛をなでながらふれあいを楽しんだ。講師の「人間と同じで牛も赤ちゃんを産まないとお乳はでませんよ」との話には、驚きの声があがっていた。笠原絢香さんは「ふわふわしていて気持ちよかった、しっぽまで骨があってびっくりした」、那須智深さんは「かかとがあんなところにあるなんて知らなかった、ランドセルの皮が牛の皮でできていると聞いてびっくりした」とそれぞれが感想を述べた。
一方、授乳体験を担当したのは、6歳の親牛「さなえちゃん」。品種はホルスタインで体重は600kgを越える。講師から乳の絞り方を教わりながら、児童ひとりひとりが搾乳を体験。「教えてもらった通りにやったらできた」「お乳の握り方が難しかった」などの感想があがった。
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