9/16(水)高根小学校で稲刈り体験
学校と保護者、地元の農家が一体となって
高根小学校(船橋市高根町2895、 TEL 047-438-2237)近くの田んぼで9月14日、同校の総合学習「米作り体験活動」の稲刈りが行われ、全校生徒138人が参加した。
同活動は、今年で31回目。必要経費はPTA会費でまかないながら、近隣農家から借用している1.2キロ平方メートルの田んぼで行っている。全校児童と保護者で苗を植えたのが5月11日。
当初、稲刈りを9月10日に予定していたが、雨天のため予備日の14日に実施となった。
田んぼでは、稲刈りを初めて体験する1年生とペアを組む6年生は、「手前に鎌をグッと引くだけでいいんだよ」などと自主的に指導する姿が見られた。
また、「体育祭の振替休日だったから手伝いに来ました」と、慣れた手つきで作業に加わっていた同校OBの中学生男子や、保護者の姿も見られた。
休日で初参加という3年生児童保護者の森田さんは、「ここまでの農作業体験は家庭ではなかなか体験させてあげられません。苗を植え、育て、収穫するという一連の流れを体験することで、農家の方の大変さやありがたみを実感できる、貴重な経験だと思います」と、話した。
500キロもの米が収穫できる年もあるという同活動。収穫した米は、バザーで販売するほか、給食にも使用する。
指導者として約15年参加しているという農家の人は「今年はお盆明けから涼しい日が続いてしまったので、もしかしたら例年よりは育ちが少しよくないかも…」との声もあった。
富澤弘校長は、「毎年11月に行っている『収穫祭』では、収穫した米を使ってみんなで餅つきをし、全校児童や保護者の方にもふるまいます」と話した。
「稲刈りを通し、こういった行事は同校ならでは」とも。また、同校赴任1年目の竹内健一郎教頭は「こうした稲刈り体験は初めて。今年は手順を覚えます」と、話した。
今年の収穫祭は11月14日開催。また、11~12月ごろには地域の人を指導者に招き、収穫後の稲わらを使って「縄ない体験」を行う予定。
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