緑のカーテンで節電対策と環境学習を実施
船橋市教育センター(船橋市東町834、TEL 047-422-7730)で5月22日、日本造園建設業協会千葉支部から船橋市へ、ゴーヤの苗400鉢が寄贈され、その贈呈式が行われた。
船橋市は平成20年より身近でできる地球温暖化対策のひとつとして、つる性植物で南側の窓を覆い、日差しを遮る「緑のカーテン事業」を行ってきた。
同協会も以前より都市部におけるヒートアイランド現象対策のひとつとして、都市緑化推進の啓発活動を行ってきたこともあり、船橋市の活動に賛同。苗が寄贈されるのは今年で5回目となる。
今年は市内の小学校16校、中学校5校、船橋市特別支援学校(小・中高)2校に贈呈が決まった。
「子どもたちが環境について関心を持ち、今後の学びに活かしてほしい」と同協会支部長の鈴木一彦さんは話す。
ゴーヤは1鉢から摘芯を行うことで、幅1.5メートル、高さ10メートルほどの緑のカーテンができるという。
「ゴーヤはたくさん水を欲しがる植物です。朝方と夕方にたっぷり水をあげることで、しっかりとした緑のカーテンができます」と森田植物園(船橋市行田)の森田政吾さん。
「植えてから約1ケ月でカーテンが完成し、ゴーヤの収穫ができるようになる。緑のカーテンは落葉する9月末まで育てることができます」とも。
過去にゴーヤを育てた海神公民館などでは日陰部分で外壁が最大4度、外気温は1~2度低いという結果も出ているという。節電対策の一環として、今年は市役所の入口にも緑のカーテンが設置されている。
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