「人KENまもる君」と人権の大切さを訴える
JR船橋駅南口(船橋市本町1)付近で12月5日、人権擁護委員と法務局船橋支局職員、船橋市役所市民の声を聞く課職員による「第66回人権週間」街頭啓発活動が行われた。
同活動は、全国で12月4日から10日にかけて展開される「人権週間」の一環。人権を尊重する思想の普及と、その意識のさらなる向上を図り、人権週間の意義を広く地域住民に周知するもので、毎年行われている。
スタッフは「人権週間」と書かれたタスキを掛け、人権週間のキャラクターをプリントしたエコバック・ボールペン・鉛筆およびリーフレットなどの啓発グッズ約1300個を街ゆく人に配布。人権の大切さを訴え、困った時に相談する場所があることを知らせた。
活動には人権キャラクターの一つ「人KENまもる君」も参加。アンパンマン作者の故やなせたかしさんがデザインしたもので、前髪が「人」の文字、胸に「KEN」のロゴで人権を表している。「人KENまもる君」は子ども達に囲まれながら、スタッフと一緒に人権の大切さをアピールした。
「人権は守られていますか?守られていなければ相談にのりますよ。困っていること、お悩みはありませんか?」と、同委員の加藤幸子さんは啓発グッズを配布。
船橋人権擁護委員協議会会長の佐藤絹子さんは「日本では人権意識がまだ低い。同会は市民ひとりひとりの意識の向上のため活動し、差別・暴行虐待・セクハラ・プライバシー侵害などで困った人のため相談を受けている」と話す。
また、「根本的な解決に教育が重要と考え、船橋市の小学生に対し人権教室を開催し、昨年52校、今年は60校になる。そこでは、講師となった各委員が、人権はどの人も幸せに生きる権利で、いじめは幸せでない子ができて人権を大切にしないことであると説明。子ども達はよく理解してくれる」とも。
千葉地方法務局船橋支局では、年間を通じ平日10時から16時の間、人権相談を行っている。
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