3/20(土)坪井町の写真スタジオHanastudioがフェイスシールド開発
撮影しやすさ×子どもの安全を担保して
東葉高速鉄道船橋日大前駅からほど近い住宅地の中にあるカフェ併設の一軒家写真館「Hanastudio」(船橋市坪井町744-9、TEL047-496-8755)で開発したフェイスシールドが幼稚園・保育園などで密かな話題を呼んでいる。
フェイスシールドを開発したのは、スタジオのオーナーで写真家の岡 絵里さん。コロナ禍で入学式・卒業式、成人式なども制限され、集合写真の撮影も中止。こうした写真を中心に生業をたててきた写真家たちが「持続化給付金以外の収入手段を持つことができれば」という思い、市販ものでは光の反射で「集合写真の撮影ができない」という課題を解決するために開発に踏み切った。
開発に充てた費用は持続化給付金の200万円。出張型のカメラマンとは異なり岡さんはスタジオを持っている事から個別撮影、貸し切り撮影などでコロナ禍に対応する事が出来、最低限度の売上を確保する事が出来たという。
「売上自体は減少したが、食べてはいける。この200万円を普段お世話になっている写真家の収入確保に宛てられないか」と仕事仲間で大手ベビー用品メーカーのデザイン部門などに関わっているジャナ・ジャパン社の代表・井出仲久さんに相談。
製造は中国の工場で行ったがコロナ禍でのやり取りに時間がかかり企画から製造化まで通常の倍以上の時間を要したという。数回に渡る試作品製作を経て、昨年10月に商品化にこぎつけた。
商品は、シールドPET素材で柔軟性を持たせ、突起がないように丸くカット。更に、シールドの枠部分はチャイルドシートの素材を活用した生地テープで包み込んでいる。もちろん、シールド部分含めアルコールスプレーに対応している。
また、おでこのクッション部分は子どもたちが額に汗をかくため汚れやすいため、中性洗剤で洗えるようになっており繰り返し使えるようにすることで経済性を考えている。
岡さんは、この商品を3000枚製造。写真家を通じて幼稚園や保育園、各種学校などに販売する事で写真家の収入に充てられるようにほぼ製造原価で卸す仕組みを考案。市内の幼稚園などを中心に口コミを通じて団体販売が進んでいるという。
製品に関する問合せ先は、製造元のジャナ・ジャパン(TEL03-5826-4385)。注文に関する問い合わせはHanastudio(TEL047-496-8755)。
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