技術と気迫、トリトンバンドの真骨頂
海神中学校吹奏楽部の第27回定期演奏会が3月22日、船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5)を会場に開催され、ほぼ満員となった会場を沸かせた。
海神中学校吹奏楽部は4年前、河野千尋先生が顧問に就任以来、ディズニーランドを始めとした各種コンクールや全国大会出場などの好成績を残してきた。
今回定期演奏会で演奏するメンバーは、河野先生が前任の顧問と関係なく一から育ててきた学年で、父兄も河野先生と二人三脚で子どもたちを見守り育ててきた学年。
この日の定期演奏会には、かつて河野先生が習志野台第一小学校時代に卒業させた中高生も応援に駆けつけ新旧の河野チルドレンが揃い踏みで演奏を行った。
演奏会は3部制で行われ1部はディズニーパフォーマンスからはじまってエレクトリカルパレード、リトルマーメイドなどのアップテンポで楽しい楽曲が選ばれた。
同校の吹奏楽部はソロやアンサンブルでも全国大会に出場しており、それぞれが優秀な成績を修めている。その為、1部ではピッコロやクラリネット、オーボエのソロ、フルートとピアノの3重奏、フルート3重奏などパートごとの技術をピックアップして披露する曲が選ばれていた。
続く2部では、セカンドセンチュリー、ウィーンの朝・昼・晩やエル・カミーノ・レアルといった各楽器の特徴を際立たせる楽曲を選択。生徒たちが積み重ねてきた練習の成果を効果的に披露した。
第3部では勇気のトビラや青葉の街など2014年度課題曲に加え、チューバやオーボエ、クラリネットなどのソロが際立つ楽曲も選択。パイレーツ・オブ・カリビアンなど吹奏楽ファンでなくともよく知っている曲を演奏して盛り上げた。
同吹奏楽部は、学校名の「海神」から、「トリトン・シンフォニック・バンド」の別名も持っており、文字通り全てを包み込むようなスケールの大きい演奏で観客を魅了した。
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