8/3(土)市内企業が日本初の除菌消臭ミスト車「ビクラスVAN」を開発
熱中症対策として市民まつりで初披露
船橋の企業「東葛テクノ」(船橋市習志野台4-4-7、050-3850-6190)が7月27日・28日の船橋市民まつりで、日本初開発となるミスと車「ビクラスVAN」を熱中症対策の一環として披露した。
2003年創業の同社は、伸縮継手(しんしゅくつぎて)を軸にさまざまな製品を取り扱う。これまでの技術や知識を活用して、約3年前に次亜塩素酸(HCLO)を利用した除菌消臭水「bclas(ビクラス)」を開発。同商品は「平成30年度船橋市ものづくりグランプリ」の認定製品にもなっている。
「暮らしを美しく」という意味にちなんで名付けた「ビクラス」。このビクラスは、瞬間消臭できるだけでなく、インフルエンザやノロウィルス、ロタウィルス、花粉や食中毒対策などにも効果があり、第三者機関でも立証されているという。
また、無着色・無香料で残留性がなく、直接触れても誤飲しても人体に影響がなく、日本食品分析センターによる試験も実施済みだという。
「以前から本当に必要なものを、民間の技術と実行力で提供していきたいと思っていた。このビクラスを利用して、祭りや建設現場などでの熱中症対策に活用していきたい」と営業部長の秋元隆宏さん。「市民まつりで協力してもらえないかとの話があり、今回前倒しで『ビクラスVAN』を開発することになりました」と経緯を話す。
ホンダ車を使用した「ビクラスVAN」は、「動く非常用持ち出し袋」というコンセプトのもと、除菌消臭水ユニットを搭載し、非常電源としても使用が可能で、必要な場所に自走して移動することができる。
祭り当日は、気温30度を超える猛暑日となった。「ビクラスVAN」からミストが放出されると、通りがかりの多くの人が足を止め、ミストで涼む様子が見られた。ただの水ではなく、除菌消臭効果があるとの説明を受けると、「暑くて子どももちょっとぐったりしていたので、ミストが気持ちいいです。除菌や予防効果もあるとはうれしい」と話す子連れの母親。
「このミストのおかげで、弊社にはインフルエンザになった社員はこの3年間一人もいないです」と、代表の秋元正宏さん。
問い合わせも多く、反響も大きいという「ビクラスVAN」。保育施設や介護施設、建設現場や屋外イベントなど、さまざまなシーンでの活躍が期待されている。「災害などの非常事態の時にも、ビクラスを利用することで病気の蔓延を防げ、衛生面でもとても有効だと思う」と秋元さん。「来年のオリンピックでも活用できればうれしい」とも。
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