4/7(日)国道357号線・若松交差点に新設の歩道橋
若松交差点の利便性向上目指して
船橋市と習志野市の市境に位置する国道357号線・若松交差点(習志野市谷津3付近)に横断歩道橋が完成し、5日から利用がはじまった。
かねてから渋滞や事故などの発生が多く問題に上がっていた国道357号線の「若松交差点」。このほど、谷津船橋ICの開設工事に合わせて交差点の改良工事が行われてきた。
同交差点では、平成18(2006)年~23(2011)年までの5年間に死傷事故の報告が4件あがっているという。平成22(2010)年3月の若松交差点改良工事によって同交差点を通過する交通量が急増、歩行者や自転車による無理な横断が目立つようになったという。
これまで、50メートルほど西側に357号線を南北に渡る歩道橋が1基あったが、交差点横断をする際の利便性が低いためか利用は少なかったという。交差点の4隅に8基の階段が整備されている同歩道橋の完成により交通事故の大幅な減少利用者の利便性向上が見込まれている。
完成した歩道橋は、5日11時より使用開始。横断歩道橋の使用開始と同時に、若松交差点の横断歩道の使用を停止した。
歩道橋使用開始のこの日、横断歩道橋を利用した近隣に済む60代女性は、「朝、買い物に出る時には使えたのに」と驚いた様子を見せたが、「上に登ったり降りたりするのは面倒くさいけど、事故が多いみたいだから仕方ないわよね」と、納得した様子を見せた。
また、ツーリングの途中で同交差点を訪れた千葉市在住の60代男性は「どうせ歩道橋を作るんだったら自転車に乗ったまま乗り降りできるものにしてくれたらよかったのに」と自転車利用者の立場から語った。
さらに、ベビーカーを押しながらららぽーとTokyo-Bay(船橋市浜町2)に向かっていた習志野市在住の20代主婦は「ただでさえ、ベビーカーを押して急なスロープを登るのは大変なのに自転車に乗ったまま降りてくる利用者がいて危険。登り用と下り用があったら良かったのに」と感想を語った。
平成26年(2014)年には南船橋駅側と谷津干潟側の2ヶ所にエレベーターの設置が予定されており、ベビーカーや自転車の利便性アップを見込んでいるという。国土交通省は、「工事期間中はご迷惑をお掛けする事になりますが、ご理解・ご協力をお願い致します」とコメントした。
同歩道橋の完成によって、これまで船橋市側からは眺める事ができなかった谷津干潟が一望できる様になり、市民写真家などからは「眺めが最高」とよろこびの声もあがっている。
↑谷津干潟を一望できる | |
↑自転車押し上げ用スロープが設置されている | ↑8基ある階段の内、4基は階段だけのもの |
↑若松交差点から西へ50メートルの横断歩道橋 |
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