2019年02月05日 配信
ひとり編集者 |
「地方の魅力を伝えたい」一人で本を発行し販売する、ひとり編集者
現在、勝浦市の自宅兼編集室「暮ラシカルデザイン編集室」を拠点とし、リトルプレス(自費出版本)で千葉県の魅力を伝え続けている沼尻さん。現在は船橋を離れているが、子どものころは八木が谷北小学校、八木が谷中学校、薬園台高校を卒業した生粋の船橋っ子。高校に自転車通学をしていたころは「カメラを持ち歩き、通学路に見つけた風景や気になるお店などを撮るのが好きだった」と振り返る沼尻さん。大学卒業後は旅行会社で北東北エリアのツアー添乗員として各地を案内して回った。
その頃、岩手県で出会ったのが『てくり』というリトルプレスだった。編集者たちが盛岡市の日常の中で見つけた「ちょっとうれしいこと、おもしろい人、紹介したいものごと」を詰めた本を見て、「自分が伝えたいのは、観光スポットよりも各地にひっそりとある、もっと日常的な魅力ではないか」と思うように。「それなら自分の生まれ育った千葉県を」と月刊『ぐるっと千葉』(発行:ちばマガジン)編集室の門を叩いた。2006年からは編集者として千葉全域を駆け巡る生活を続けた後は「勝浦市地域おこし協力隊」も経験。その傍らライター業も続け、2014年に編集室を立ち上げ、自身初のリトルプレス『房総カフェ1』を制作、発売した。掲載したカフェなどを中心に、沼尻さん自らが店舗に販売して回ったという。
その後、これまでに『房総コーヒー』『房総落花生』『房総のパン』なども刊行し、2018年10月には房総のガイド本を兼ねた『BOSO DAILY TOURISM 房総日常観光vol.1』を刊行した。「私の本をきっかけに、どこかで誰かと誰かがつながれたりしたらうれしい。これまでのたくさんのご縁を胸に、地域を大切にしたリトルプレスを出し続けていきたい」と沼尻さん。
【プロフィール】
1981年 船橋市生まれ
1994年 八木が谷北小学校卒
1994年 八木が谷北小学校卒
1997年 八木が谷中学校卒
2000年 県立薬園台高校卒
2004年 群馬県高崎市立高崎経済大学 地域政策学部卒
2004年 読売旅行入社
2006年 ちばマガジン入社
2013年 勝浦市地域おこし協力隊活動開始
2014年 暮ラシカルデザイン編集室立ち上げ
2004年 群馬県高崎市立高崎経済大学 地域政策学部卒
2004年 読売旅行入社
2006年 ちばマガジン入社
2013年 勝浦市地域おこし協力隊活動開始
2014年 暮ラシカルデザイン編集室立ち上げ
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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