2019年01月09日 配信

過去開催時の様子

1/9(水)豊富町の畑で昔ながらの「どんど焼き」20日に

昔ながらの季節の行事で無病息災を願う

 船橋市豊富町の個人が所有する畑の一角で、1月20日、「どんど焼き」が開催される。

 同会を主催するのはNPO法人船橋子ども劇場の中央地域センター。同法人は1975年に設立、「優れた舞台芸術の鑑賞と子どもたちが自らつくる体験活動に関する事業を行い、子どもの心の成長を応援する」ことをモットーとし活動を続けている。市内には6つのセンターがあり、158人(2018年11月時点)の会員で成り立っている。

 同法人では活動事業の中に「生きる力を育む体験事業」も組み込み、田んぼでの活動などにも取り組んできた。「どんど焼き」も四季の行事のひとつとして取り組み、参加することでどんど焼きの由来や歴史を知ってもらうことを目的として開催を続けている。

 「どんど焼き」とは小正月(こしょうがつ、1月15日)の行事。田んぼや空き地に、長い竹(おんべ)や木、藁、茅、杉の葉などで作ったやぐらや小屋(どんどや)を組み、正月の松飾り、しめなわ、書き初めなどを家々から持ち寄り、1カ所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わる正月の火祭り行事。

 どんど焼きの火にあたり、その火で焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災、五穀豊穣を祈る民間伝承行事としても伝えられている。

 「開催する畑は会員が所有する畑。消防署にも届けを出して開催しています」と同会を担当する山本さんは話す。参加は同法人の会員でなくても、誰でも参加できるもので、「毎年40~50人の方に参加いただいてます」とも。

 どんど焼きは、竹や梨の枝を組んでやぐらを作り、参加者が持ち寄った習字やお札を焼き、無病息災を願うという。おき火になるまでは参加者が全員ゲームで遊び、今年はボディパーカッション遊びを行う予定。

 参加者が持ち寄った食材で豚汁も作り、参加者は持参したおにぎりと共に食すことができる。おき火になったら、餅やウインナー、マシュマロやサツマイモなど、各自が持ち寄った「焼いて食べたいもの」を焼いて食べ、参加者みんなで火の始末、後片付けをして会は終了となる。「どんど焼きのダイナミックな行事を体験し、異年齢の交流もしてもらえたら」との思いも込めている。

 参加できる人は、幼児~高校生と大人。定員は40人ほど。参加費は500円で、会員以外の一般参加者は保険代100円が別途必要となる。参加の際の持ち物は、燃やす正月飾り(ビニール類は事前に取る)、書き損じた習字の紙など、軍手、お椀、箸、自分の飲み物、おにぎり、豚汁用の野菜(少量)のほか、焼いて食べたい食品(餅やマシュマロなど)と必要な調味料(醤油など)。

 「火の粉で洋服に穴が開くことがあるので上着は木綿のものがいいです。ダウンを着用する場合は、中に着ることをおすすめします」と担当者。

 開催時間は11時~14時30分。受付は10時30分から。参加希望の場合は12日までにFAX(047-424-0851)または電話(047-469-2779)で申し込みが必要となる。雨天の場合は1月27日に延期予定。延期の場合は参加者に連絡が入る予定となっている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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