4/12(木)新「法典公民館」お披露目
ソーラーパネルに防音仕様で環境に配慮
バリアフリーや子育て世代向けの設備も充実
昭和45年に落成し、市内26公民館の中で最も古い建物の「法典公民館」が建て替えを行い12日、新「法典公民館」(船橋市藤原7-33-7)で内覧会が行われた。
新しい「法典公民館」は、敷地面積2,607.23平方メートル、建築面積776.40平方メートル、延べ床面積が1,495.16平方メートルの鉄筋コンクリート造りの2階建。旧公民館と比較して敷地面積で約2.5倍、延べ床面積で約2倍の大きさとなる。館内には、防犯カメラを8台設置し防犯に務める。
駐車場を17台(内、1台分を車椅子用)、駐輪場40台のスペースを確保。集会室など市民活動で使用できる部屋を8室備えている。それぞれの部屋の定員は、「第1集会室(40人)」、「第2集会室(35人)」、「第3集会室(35人)」、「第1和室(25人)」、「第2和室(35人)」、「実習室(36人)」、「講堂(250人)」、「音楽室(45人)」となっている。
館全体で床に段差の出来ないスライドドアを採用、廊下は車椅子やベビーカーを使用していてもUターン出来る様に1.82~2.40メートルと広めに とってあるなどバリアフリーにも力を入れており、旧公民館時代には付いていなかったエレベーター、多機能トイレなども設置した。
また、屋上に太陽光パネルを44枚設置し、最大の時で同館全体で使用する照明の3分の1にあたる10キロワットを発電する事が出来る。住宅街の近くにある立地を意識し、ガラス窓はほとんど全てペアガラスを採用。音漏れにも注意を払っている。
今回、新しくなった講堂では、頻繁に出し入れするパイプ椅子も高齢者や女性、子どもでも持ち運びしやすいよう軽量なものを選んでいる。舞台裏から直接繋がっている「音楽室」は、防音壁を使用し、一部を三重ガラスにするなど防音にも力を入れている。
同館で40人を収容できる「第一集会室」には、側面の壁に通常よりも多めにコンセントを配置し、パソコン教室などの需要に備える。また「和室」は「炉」を設けられ、茶室としても使用できるようにしている。
IHを採用した「実習室」では、ボタン一つで高さを変える事のできるバリアフリー調理台を採用。非常用にガスも併用できるようになっているほか、流し台も大きなものが洗いやすいようなサイズを採用している。
市内の4図書館・7公民館図書室をオンラインでつなぐ「図書室」では、返却や取り寄せにも対応。児童書コーナーにキッズスペースも併設し、子ども連れでも利用しやすいように配慮している。
公民館の一般利用は、5月1日から。開設初日の利用に際しては、くじ引きによる選考が済んでいるが、「公共施設予約サービス」を利用すれば以降の予約は通常の手続きから可能となっている。尚、4月29日には、市主催による開館式が10時から行われる。
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