2017年08月27日 配信

8/27(日)ゆっくりと過ごすための和風居酒屋「旬味たちばな」

夫婦の理想が実現した店

 tachibana06  
 銀だら西京焼き(800円)  

 国道14号線から船橋駅側に入った路地の一画に「旬味たちばな」(船橋市本町2-5-4、TEL 047-434-3131)が7月3日にオープンした。

 店主の平見薫さん(50)は妻の理恵さんと錦糸町で「旬彩工房 和ノ香」という和風居酒屋を15年営業してきた。「自分の理想の店舗を実現したい」という薫さんの思いから、理恵さんの実家が船橋市内であることもあり、船橋への移転を決意。住まいも船橋市に移した。

 店舗面積は約15坪。奥行きのある店内は、入口側には2人掛けテーブル6卓、カウンター4(最大5)席を設置。奥には個室感覚のある4人掛けテーブル2卓、6人掛けテーブル1卓、全25席を用意。

 出入りの忙しなさに配慮、入口を入ると左手に大きな壁を設置。「広々とした空間よりも、お客様にゆっくり過ごしてほしいという想いを優先し、目隠し的に設置しました」と薫さん。通行人から覗き込めないよう窓を高く作るなど、随所に配慮する。スペースの問題でテーブル席を増やすか、錦糸町の店にもあったカウンター席を設けるか悩んだという。「錦糸町の店でカウンターをご利用になられていた常連さんのためにカウンタ―設置を決めました」と理恵さん。

 店名は、理恵さんが思いついた言葉からだという。「たちばな」という言葉が頭に浮かび、パッと見て読みやすくするためひらがな表記を選んだ。その「たちばな」の前に何かつけたいと薫さんが「旬味」と付け、店名が完成した。

 メニューは「どんなお客様にも満足してほしい」という二人の想いから、和食全般が提供される。「地のものを使っていきたい」と考案した「船橋人参の赤い野菜のサラダ」(800円)は女性に人気だ。「銀だら西京焼き」(800円)「あなご白焼き」(900円)と魚料理がある一方で、「和牛サーロイン網焼き」(1,100円)「スペイン イベリコ豚岩塩焼き」(900円)と肉料理もそろえる。そのほか、軽いつまみ、そば、うどん、雑炊なども用意する。「メニューはたくさんあるが、素材ひとつひとつこだわっているので是非食べてもらいたい」と薫さん。食材は主に築地市場と船橋市場から仕入れている。

 ドリンクメニューは日本酒12種ほど(900円~)、焼酎各種。その他ビール、酎ハイ、ウイスキー、ワイン、ソフトドリンクなど、メニュー3ページにわたり取りそろえる。

 「コース料理も提供しています。料理内容は旬のものを食べてほしいので、あえてメニューには出していませんし、要望をもらえればお客さまに合わせて対応できます。ひとりでも家族連れでも、ゆっくり過ごせるおいしい和食の店があることを知ってほしい」と薫さん。「ありがたいことに、既に錦糸町で常連さんだった方にも、うちの料理が食べたいからと寄ってくださっています」と理恵さんも笑顔で話す。

 営業時間は17時30分~23時。日・祝日、第2第4土曜定休。

tachibana01 tachibana08
店主の平見薫さん 外観
tachibana07  tachibana03
店内の様子(手前) 店内の様子(奥)
tachibana022  tachibana05
しらす玉子のあんかけ(750円)  船橋人参と赤い野菜のサラダ(800円)
   
   
   
   

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

大西俊子

大西俊子

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード