▲平成21年7月25日(土)に行われた「船橋市民まつり」の翌朝。
ゴミ袋からきちんと分別されていないゴミが道端に溢れかえってしまっている。
船橋市におけるゴミ問題について船橋市役所環境部クリーン推進課を尋ねてみた。話を聞いたのはクリーン推進課課長の山崎健嗣さん。
「現在、船橋市におけるゴミ処理関係の予算は年間で69億8000万円(平成19年度実績)。この処理経費を市民一人当たりに換算すると実に1万1940円にもなります」ゴミ処理に関わる経費は、平成10年以降減少傾向となっているが、それでも大きな金額だ。私達市民がゴミ処理経費の削減について出来ることは無いのだろうか。
山崎課長によると船橋市のゴミ問題で特筆すべきは上記のような点です。
ライフスタイルの多様化によって夜から働きに出かける家庭や、出勤したら数日は帰宅しない家庭など様々な事情によって指定時間にゴミを出すことができない事があげられる。
また、指定袋でゴミを出さない家庭の多くがスーパーやコンビニのレジ袋や紙袋などでゴミ出しを行っている例が多く見受けられるという。
さらに、指定袋に入れてゴミ出ししている場合でも『縛り方が弱く口がほどけてしまった』『袋の中にとがったものが入っているなどで破れてしまった』などの理由でカラスが中身を散らかし、ゴミをばら撒くというのも街の美観を損ねている理由として挙げられる。
船橋における現在のゴミ問題
最終処分場がない。ゴミ処理施設の問題。 市内には最終処分場が無い為、 他の街に迷惑をかけている。 また、老朽化した清掃工場は処理コストがかさむ。 |
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いないものがある。 |
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指定袋で出さない人がいる。 |
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私たちにできる、ゴミ対策
家庭から排出するゴミの量を減らす、
処理がしやすいように協力することが大切です。
●地域美化・清掃活動
地域住民やNPO等による自主的なごみ減量や清掃活動などの環境美化活動を市がサポートする制度として、「環境美化モデル活動認定制度」を創設しました。例えば、街の定期的な美化清掃や、ポイ捨てされやすい場所の改善などに取り組んでいる団体が、認定団体として市と協働で実践しています。
●ごみの減量・リユース・リサイクル(3R)活動
3Rとは、①ごみを減らす(リデュース・Reduce)、②くり返し使う(リユース・Reuse)、③資源として再び利用する(リサイクル・Recycle)の3つのRの組み合せ。しかし、この3Rの中でも、環境に一番負担をかけないのは、①のリデュースです。例えば、普段の買物でもマイバッグを持参してレジ袋を断ることや、過剰な包装を予め断る事がリデュースで、ごみの減量の第一歩です。他にも、生ゴミの水切りや、詰め替え商品を使うなどもあげられます。
リサちゃん
自然を大切にし、資源が繰り返し使われることを願う気持ちから、葉っぱの帽子と洋服、木の靴、花の飾りを身につけた「みどりの妖精」をイメージしています。
●知ってる?豆知識
ご存知でしたか?
ゴミ収集車にも種類があるんです!
オレンジ色の車が「事業ゴミ」の収集車、
黄色と青の車が「家庭ごみ」の
収集車なんです。
皆で街を綺麗にする。だから楽しい。
それはとても大切なこと。
市民まつりの翌朝、 4時台からゴミ拾いを実施 |
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会場美化に努める 中山学園の皆さん |
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市民まつりの翌朝は 4時台から清掃活動に従事 |
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エコふなばしの
メンバー。中山学園の
生徒さんと若手社会人が
毎月第1日曜に駅前
清掃を実施。
※ここに載っている団体は、船橋を綺麗にしている団体のごく一部です。
企業(日本企画株式会社)による学校のトイレ清掃など、
まだまだ沢山の団体が活動しています。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください