2016年03月01日 配信

3/1(火)市内10飲食店で復興支援「石巻牡蠣の会」
有志メンバーで石巻牡鹿半島へ買い付けに

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二和向台駅近くの居酒屋伏見屋など船橋市内の飲食10店舗で東日本大震災復興支援企画として3月11日、「石巻牡蠣の会」を開催する。

企画したのは焼き鳥居酒屋「伏見屋」(船橋市二和東6-17-37 TEL047-447-1355)店長伏見太郎さん(39)。

伏見さんは3年前の3月10日、通常営業を続ける傍らで「明日は東日本大震災から丸三年。僕たちは何事もなく日常を過ごしているけれども3年前の明日は多くの人が亡くなった。しかも未だに多くの人が仮設住宅で不便な生活をしている。自分たちだけ幸せで良いのだろうか」という思いが頭から離れなくなった。

普通に営業を終え、居ても立ってもいられなくなった伏見さんは高速道路で東北地方を目指した。明け方近く、震災被害の大きかった宮城県石巻市の浜辺にたどり着き「飲食店なんだから来店するお客さんに牡蠣をふるまって震災をみんなで考えよう」と知り合いのつてを辿り、牡鹿半島鮎川浜地区で漁業を営む阿部英則さんにたどり着いた。

この年、100人前の牡蠣を購入し、11日の来店客に「復興から3年、石巻の牡蠣です。よろしかったら」と、無料でふるまった。

翌年、伏見さんの行動を聞き付けた飲食店オーナーが企画に合流。中村さんの「地産工房KAN」(大穴南1-40-19 TEL047-461-0121)、西内さんの「FOOD’sBAR unLOC」(北本町1-4-4 TEL047-421-5560)、飯田さんと森さんが共同経営する「炭火串焼びんすけ」(習志野台3-17-9 TEL047-401-9575)、鈴木雅史さんの「粉者」(本町1-12-22 TEL047-401-2578)の4店が参加を表明した。

さらに、駆け込みで高野さんのワインバーBAN-YA(船橋市本町2-26-1 TEL047-433-3977)も同企画に合流し、全6店舗で500人前の牡蠣を任意の寄付と引き換えに無料でふるまった。

そして今年、スールカフェ(二和東5-20-22 TEL047-447-5004)、和食―場―冠本店(本町5-3-11 TEL047-460-8808)、大黒鮨(二和東6-16-11 TEL047-447-2569)、みをつくし(西習志野3-25-1 TEL047-404-7705)、アジア食堂ジェーン(本町2-2-7 TEL 0800-400-9919)の5店舗も参加を表明。

伏見屋、KAN、FOOD’sBAR unLOC、炭火串焼びんすけ、粉者という昨年の5店舗に、上記5店舗が加わり計10店舗で「石巻牡蠣の会」を開催、石巻の牡蠣1000人前をふるまう予定だ。

昨年は、噂を聞きつけた来店客が集中し、閉店よりも大分前に牡蠣の販売が終了になったという同企画。「昨年の様子から考えても、普段よりも混雑が予想されるので、当日の来店は事前予約をして頂いた方が良さそうです」と伏見さん。尚、企画に参加する飲食店の公募はすでに締め切ったという。

問い合わせは参加各店。「石巻牡蠣の会」は各店営業時間に合わせで開催するが輸送の関係で牡蠣の提供はディナータイムのみの提供となる。また、今回の牡蠣は、万が一のことを考え生食では提供せず全て火を通したうえで提供する。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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