龍神社(船橋市海神6-21-18)に大昔から伝わる言い伝えに起源を遡る『龍神社御祭礼』が行われた。山車や神輿、子ども神輿なども参加し14号線から一本入った龍神社周辺は大変な賑わいを見せていた。
龍神社の御祭礼の起源には、弘法太師(空海)が関わっていると言い伝えられている。弘法太師が全国を行脚している時に今の龍神社に訪れた。空腹を感じた太師はちょうど龍神社の境内で芋を焼いていた農夫に、分けて貰うよう願い出たが、農夫は芋を惜しみ「食べられない芋」だと太師に伝えたところ「そうか」と太師はこの地を去ったという。
大使の去った後の芋は石になり農夫は芋を食べることが出来なくなってしまったといわれている。この事から龍神社に『石芋伝説』が言い伝えられるようになったといわれている。
さらに弘法太師は去り際に、体に刺さる葦の茂みを持っていた杖で払いながら先を急いだというが、先述の石芋を捨てたところ芽が出てきて、弘法太師のなぎ払った後の葦と同じ『片葉の葦』が生えてきたと言い伝えられている。
その後農夫は、贖罪の気持ちから『石芋伝説』にちなみ、芋と『片葉の葦』を奉げ毎年10/3、10/4に祭礼を執り行うようになったといわれている。これが、龍神社の御祭礼の起源になったという。
ちなみに、龍神社の境内には龍神社にちなんだ『龍』をかたどった石と『片葉の葦』の自生が今でも見られるというが写真で判別がつきますか?
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