船橋市地球温暖化対策地域協議会とはいったいどのような組織なのだろう?
平成27 年4 月から「船橋市地球温暖化対策地域協議会」の会長を務める藤井敬宏さんに、その活動内容などについて伺った。
「船橋市地球温暖化対策地域協議会」とはどのような組織ですか?
世界で地球温暖化対策に取り組むため、1997年に京都で議決された国際条約「京都議定書」における、日本の温室効果ガス削減目標を達成するために市民レベルから日常生活に関する地球温暖化防止活動を考えようと組織されたのが、「地球温暖化対策地域協議会」です。
さらに地域にあった温暖化対策を進めることが重要です。そこで、市民団体、事業者、行政等が協力して、まさに官民協働で取り組んでいるのが2009年に組織された「船橋市地球温暖化対策地域協議会」なのです。
各市に必ずある組織ではなく千葉県内でも船橋市以外に、市川市地球温暖化対策推進協議会など7つあります。関東圏内の地域協議会の連絡会があり、そこに参加して情報の交換を行っています。
どのような団体で組織されていますか?
行政4、事業者20、市民団体19の43団体で組織しています。
具体的には、船橋市自治会連合協議会、船橋市生活学校運動推進協議会、船橋市小学校長会、船橋商工会議所、船橋機械金属工業協同組合、京葉ガス、東京電力パワーグリッド京葉支社、アースドクターふなばし、船橋のカザグルマをまもる会、廃棄物処分業等の船橋興産、建設工事業の古橋工業、米店のまきのなどが参加しています。
具体的にはどのような活動をされていますか?
地球温暖化を防止するために、市民が心掛けたいことなどを協議会でまとめたプランが「18のアクション」です。具体的には冷暖房の設定温度、節水、マイバックやマイボトルの利用、緑のカーテンの実践、省エネ家電の選択、農産物等の地産地消、エコ・クッキングの実践など、市民が取り組みやすい18項目を掲げ、推進しています。
小学校では総合学習で地球温暖化に関する環境学習の実施や、「地球温暖化防止ポスター展」「緑のカーテンコンクール」、京葉ガスさんの協力の下「エコ・クッキングdeエコライフ教室」、環境に関する専門家の講演会や夏休み親子環境映画の上映会などを開催しています。
また、市民に広くPRするために、マスコットキャラクターや協議会の愛称を一般公募しました。多数の応募の中からキャラクターは「ふなわりくん」に、愛称は「ふなエコ」に決定しました。
藤井さんにとっての船橋はどのような場所でしょうか?
生まれは北海道ですが、日本大学に入学してからずっと船橋市に住み愛着があります。専門は交通工学で、助手時代に市内全域を車で走りましたので、船橋はフィールドワークの現場そのものです。
藤井 敬宏(ふじいたかひろ)氏
プロフィール
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