2009年05月01日 配信

natyumidai1.jpg大切なお子さんの食生活

 

読者からのリクエストで多いのは子育てに関する情報。
リクエストにお応えして、今回夏見台保育園・夏見台幼稚園の園長、南部愛子先生に0歳児の育児についてお聞きした。

お母さんの関心が高いのはやはり食についてですね。0歳児の食事で大切なのは「素材の味を知る」ということ。味覚はこれから育ってきますので、最初は余分な味付けをせず、素材の味を教えてあげることが大切です。最初に濃い味を食べさせてしまうと、味覚がそういう風になってしまいますので、将来成人病にもなりやすくなります。色々な野菜をコトコト煮込んだだけのスープですが、それぞれの野菜の旨みが出ていて十分美味しいんですよ。

それから、「本人が能動的に食事をする」ということが重要です。ただ口の中に入れればいいというわけではないんです。スプーンを下唇に触れさせると赤ちゃんの方からパクッとするので、それを待つ。口をきちんと動かすことで口の周りの筋肉が発達し、咀嚼する力も育ちます。ものを掴めるようになったら、掴んで食べられるものを出してあげるなど「能動的に食事をする」姿勢が大切です。もちろん「おいしいね」などの言葉掛けも忘れずに。成長に伴い、当然好き嫌いも出てきますが、栄養のバランスが取れていれば、嫌いなものがあってもいいんです。集団での食事だと、お友だちが食べているから思わず自分も食べちゃった、とか、5歳くらいになれば体にとって良いものを知識として知り、嫌いだけど体に良いから食べよう、という気持ちも出てきます。わがままになってしまうのは良くありませんが、無理強いはしなくて大丈夫です。

もう1つ気をつけて頂きたいのは「姿勢」です。まだ一人で座れない赤ちゃんの場合は抱っこして食べさせてあげてください。背中の筋肉が発達すると一人でもしっかり座れるようになりますが、机とイスをちょうど良い高さに調節したり、足を床につけて体を支えられるようにするなど配慮は必要です。そして、きちんと座って食事をさせる。「うちの子はちゃんと座って食事をしてくれない」と嘆くお母さんがいますが、座っている時にしか食べさせなければ、座らないと食べられないんだなと習慣でわかってきます。

今は核家族が増え、本で得た知識を基に育児をされているお母さんも多いと思います。でも、育児の方法も答えも、1つじゃありません。パパ・ママ教室などを積極的に活用して、色々な考え方や方法があることを体験するということも大切だと思います。

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学校法人 三橋学園 夏見台幼稚園
併設:夏見台保育園
    小児科クリニック「トレポンテこどもクリニック」
千葉県船橋市夏見台2-16-1
TEL:047-429-7231 FAX047-439-5963
http://www.treponte.jp/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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