2016年05月02日 配信

5/2(月)チームバットマン、益城町から帰還

大規模避難所グランメッセ熊本の状況を報告

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船橋市内の経営者らで組織されている復興支援チームの「チームバットマン」が熊本大地震の震源地熊本県益城町への支援から4月15日に無事帰還、要になっている2人に現地の話をうかがった。

チームバットマンは、ベイFMのDJ KOUSAKUさんと船橋市内で保冷トラックのレンタル業を営むA-truckの代表・守屋慶隆さんが行っている復興支援ボランティアのチーム。活動と支援内容によって近隣のYOSAKOIチームからダンサーを呼び込んだり、炊き出しの得意な主婦や市場関係者、地元企業の経営者などをピックアップしてその都度チームを組織している。

東日本大震災の際に結成された同チーム。今回は4月14日に起きた熊本大地震の復興支援活動の為に4月18日現地調査に出かけた。今回は、KOUSAKUさんと守屋さんの2人が先発隊で出発。名古屋まで新幹線を使い、A-truck名古屋支店から4トントラック2台と炊き出し用のキッチンカー「ハートラック号」に乗り込み熊本入りを目指した。

現地入りするまでにほぼ1日を費やし、19日に上益城郡益城町の避難所「グランメッセ熊本」にたどり着いた。今回は、現地で中心となって避難所などを仕切っている経営者を訪ねての訪問。この日、トラックに積み込んできた支援品は、米、紙おむつ(大人・子ども)、炊き出し用の食材、ペットボトル入りの水300ケースなど。

物の余る避難所、仕分けの解決が急務

避難所には、たくさんの物資が届いていたが配布する人員や仕分けをする人員が役割分担されていない為、スムーズに物資が行き渡っていないのが一目瞭然だったという。何もかも流されてしまった東日本の時と比較すると、財布を持っている人が多く、近隣のスーパーやコンビニエンスストアも既に物流が回復しているため、商品は豊富に並んでいたという。

家にいても余震が度々起こるため、近くに建物のない広い駐車場に避難し、車で夜を明かすという人が多いのだという。この先何が起きるのかわからない不安から現金を使わず、支援物資から先に消費している現状がみられたという。

「これからは物資を集めても逆に迷惑になりそうなので、直接要請のあったものだけを集めて届ける形に切り替える方が良さそうです」とKOUSAKUさん。実際に、熊本県の農家や小売りを行っている人のビジネスを支える為、復興支援イベントや物販などで協力した方が喜ばれると実感したのだという。

マスコミ報道の弊害、現状に則した支援が必要

マスコミで報道される避難所などの現状は、一部のみ。実際の現場ではモノ余り状態になってしまっている為に、近隣のコンビニエンスストアでは商品が売れなくて困っている様子も見られたという。一方で、復興支援の為に全国から多くの人が集まってくることから、近隣の焼き鳥屋では常に満席が続いていたという。

震源地に近いところでは、実際に倒壊している家屋のほとんどが古い日本家屋。旧基準の耐震設計の住宅やその概念自体がない頃の物件が倒壊しているだけで、「新築の住宅はヒビひとつ入っていないものがほとんどでした」と守屋さん。「町内の家で塀が倒れたままになっているのは余震がおさまらないから。落ち着いたら塀をすぐにでも直すつもりというお爺さんもいるくらい。マスコミがあおり過ぎている気がする」とも。

グランメッセ熊本には2200台の駐車場に車中泊の避難民が1万人ほどいたという。駐車場の一角には給水車や町の本部テントなども設置され、社会福祉協議会がボランティアセンターを開設していたという。

「実際に行ってみたら東日本大震災の教訓がなにも生かされていないと感じました。ボランティアを名乗った得体のしれない人たちが乗り込んで、仕切っていたが、ボランティアセンターが機能していない。ピースボートとか、ボーイスカウトなどのように現場に慣れ、指揮命令系統をしっかり持っている組織にボランティアの指揮を任せた方がうまくいくのではないだろうか」と、東日本の経験をふまえてKOUSAKUさんは話す。

「ボランティアも、ネット上で火事場泥棒のように言われる得体のしれない動きをしている団体も、復興の為という物さしで見たら現場ではそう大差ない」と守屋さん。混乱している現場では効率よく働き、機能しているという点では、逆に得体のしれない団体の方が慣れている分、機能している部分もみられたのだという。

現場経験のあるリーダーの必要性

東日本大震災で、マスコミに露出し、旅行代理店と組んで震災復興支援ツアーを仕切り、手数料をもらって現地の仕切りをしていた団体も、今回の熊本大地震には震災直後から入って活動を行っていたという。

「継続して支援を続けるという点ではこうした団体も必要なのかも知れない。何しろ現場の混乱をいち早く収めてみんなが『何をしたらいいのか』仕切れる人が各所に必要なんだと思います」と守屋さん。「行政の方々も余震がおさまった半年後とか、スタッフを派遣し今回のケースを見られた方が良いのかも知れません」とも。

チームバットマン、今後の支援について

今後、チームバットマンでは支援品の集荷を一時中断し、各地のイベント会場で復興支援のための義援金集めや熊本・大分産品の積極的な購入を呼び掛けていく予定だ。「5月のGW期間3日~5日まで幕張メッセで行うドキドキフリーマーケットに出店し、復興支援の大綱引きを行います。参加費300円の内、100円を保険に、200円は復興支援寄付に充てます。3日と5日に13時~と15時~南広場で実施するので現地の話など興味ある方はいらしてください」とKOUSAKUさん。

尚、同チームの復興支援活動は毎週土曜日朝6時半~7時52分の間にベイFMで放送されている番組「DJ KOUSAKUのHEARTLUCK」で報告される。また、寄付などの詳細についても同番組内で紹介する。

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