3/10(木)市内で続々開催のオレンジカフェ
グループホームの共有スペースを開放して
船橋市が市内各エリアに設置を促進している認知症の人とその家族を支える相談窓口「オレンジカフェ」が高齢者福祉施設のディアフレンドならしの(船橋市習志野1-13-17)で3月8日に開催され、約20人が来店し歓談した。
オレンジカフェは、認知症患者とその疑いのある人とその家族を支える認知症のよろず相談窓口。
認知症に関して病院に行く前の段階に知識を得たい人や、認知症と診断された人の家族が、認知症の進行に合わせてこの先どのような事を準備しておけば良いのかなどを相談することを目的に各地で開催を進めている。
船橋市では、グループホーム連絡会が率先してオレンジカフェの窓口を開設。施設内の共有スペースなどを一般開放して利用者とその家族、一般の利用者を対象に門戸を開放している。
この日のオレンジカフェには、同施設を担当する介護支援相談員や利用者、元職員の家族と噂を聞きつけた一般の利用者などが訪れ、認知症患者との会話やのんびりとした時間を楽しんだ。
同施設では、参加費を300円と設定し、コーヒーと茶菓子をセットにして提供。この日初めてオレンジカフェに参加した30代の男性は「認知症患者の方と初めて話をした。どのように話しかけて良いのかわからなくて最初は緊張したが、慣れてきたらおばあちゃんの昔話を楽しみながら聞くことができた」と感想を話した。
「普段の生活の中で認知症の人たちに触れる機会があれば何も特別な事ではないのです。少しでも認知症の特徴を知って頂ければ」と、同施設施設長の杉田伸さん。
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