2015年12月11日 配信

12/11(金)飛ノ台史跡公園博物館で「船橋の遺跡展」

飛ノ台史跡公園博物館で船橋の遺跡を公開中 

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 船橋市飛ノ台史跡公園博物館(船橋市海神4-27-2 TEL047-495-1325)の1階ギャラリーで現在、「船橋の遺跡展」を開催している。

 展示品は船橋市内で発掘されたものやその発掘現場の写真などで、船橋市教育委員会文化課埋蔵文化財調査事務所(船橋市二和東5-32)、船橋市郷土資料館(船橋市薬園台4-25-19  現在休館中)と同館が保管している資料。旧石器時代から江戸時代初頭まで時代別に整理され、わかりやすく解説・展示されている。

 同市では、毎年年間30件以上の埋蔵文化財の発掘調査が行われている。62万人都市に発展しているが、昭和40年代から宅地開発やインフラ整備などにより市内の各地から遺跡が次々に発見、現在では200カ所を超える遺跡の存在が確認されている。

 展示品には、学術的に非常に貴重な取掛西貝塚や飛ノ台貝塚、古墳の跡と思われる小室台遺跡や、県内でも貴重で教科書でしか見られないような和同開珎、瑞花双鳳五花鏡も含まれる。

 展示物の中には、縄文時代の鳥の骨などで作った縫い針やツノガイをビーズのように小さく切って作ったアクセサリーなど細かなものもあり、発掘調査の地道で緻密な作業や研究の苦労がうかがい知れる。

 今回の企画展担当の同館学芸員の栗原薫子さんは、「現在COP21等で危機的な地球の温暖化が問題になっている。しかし縄文時代は環境の変化に対応しつつ1万年以上も継続可能な社会が営まれており、昨今国内外の研究者の間で評価が高まっている。同遺跡展で船橋の歴史を知り、埋蔵文化財の大切さを知るきっかけとなれば」と話した。

 同遺跡展は12月27日(日)まで。開催期間中の12月13日・23日は、14時から学芸員によるギャラリートーク(展示解説)が行われる。入館料は必要だが、申し込みは不要。詳しくは同館まで。

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MyFuna編集部

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