2015年09月26日 配信

9/26(土)災害時には「お薬手帳」が命を守る

薬に関する市民公開講座と無料相談会

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 船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)で9月12日、「知っておきたい 正しい薬の知識」について市民公開講座と無料相談会が開催され、市民60人以上が参加した。

 主催は船橋地域福祉介護医療推進機構。講師は船橋市薬剤師会副会長の杉山宏之先生。講演では薬の効き方、薬の種類、飲み忘れた時の対処法、災害時の対応など、日常から災害時まで幅広く薬についての講演を行った。

 近年、東日本大震災や台風による被害、土砂災害など、日本全国で災害が多発している。「お薬手帳」を持参していることで、避難所でも的確な薬を処方されることが可能だ。

 薬の名前がわかっていても薬には「ミリグラム・ミリリットル」などで表示される適用量があるため、正確な情報が記載されている「お薬手帳」は命を守る上で大切な個人情報となる。

 日々薬を服用していない健康な人も「自分は何も服用していない」ことがわかるだけで、事故やケガをした時の緊急対応には必要な個人情報になることも説明。

 薬は外用薬・内服薬・注射薬に分かれており、それぞれ効き方が異なる。目薬を事例にあげ、点眼ポイントをレクチャー。まつ毛につくと薬液が汚染されること、点眼後はやさしく目を閉じて1分間待つことで薬が効きやすくなること、2種類以上点眼する場合は5分間隔をあけることなどを話した。

 飲み忘れについては、すぐに服用したほうがいいのか、それとも次の服用のタイミングまで待つほうがいいのかは薬によって異なることも説明。「飲み忘れをした時は速やかに薬剤師へ相談してください。適切なタイミングをご説明いたします」と杉山先生。

 杉山先生は訪問医療も行い、飲み忘れ防止のため、管理する箱やポケットカレンダーを工夫して活用できるよう支援活動もしている。
 「薬剤師は医師が処方した薬を適正に使ってもらえるよう、患者さんの生活習慣に合わせて支援を行います。お気軽にご相談ください」とも。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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