2014年11月12日 配信

11/12(水)船橋市消防指令センターで感謝状贈呈

東武百貨店内の3社が心肺停止の男性を救命

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  船橋市消防指令センター(船橋市湊町2-6-10)は1111日、心肺停止の男性をAEDで救命処置をしたとして、消防協力者の3社へ感謝状を贈呈した。

 

 

  感謝状が贈呈されたのは、東武百貨店船橋店、東武セキュリティ、永坂更科布屋太兵衛店の3社。

 

 

  8月2615時ごろ、東武百貨店船橋店の7階レストラン内の永坂更科布屋太兵衛店において、男性が突然倒れたのを店長の大関憲太郎さんが発見。

 心肺停止状態になった男性を大関さんが迅速に心臓マッサージを実施、店内に設置されたAED(自動体外式除細動器)を使用した。東武百貨店船橋店は東武セキュリティと連携し、救急隊到着まで男性に対し救命処置を行った。

 

 

  飲食店に携わる前に介護ヘルパー2級の資格を取得していたという大関さんは、「初めて現場に立ち合いました。その時は無我夢中でとにかく「戻ってこい」という思いで必死でした」と当時を振り返る。また、救助した男性が920に社会復帰をしていることを告げられると、「素直にうれしい、良かった」と安堵の表情で話した。

 

 

  船橋市消防局の伊藤陽基局長は、「それぞれの持ち場もある中、早急に3社が連携をはかったことで人命が救われた。今後も一層の救命救急にご協力頂きたい」と謝辞を述べた。

 

 

  「1分1秒でも早くAEDを行うほど助かる確率は高くなります」と語すのは、船橋市消防局救急課 左博之主幹。街中にAEDが設置され一般市民が使用できるようになったのは平成16年の7月。船橋では平成1712月からスタートしている。

 

 

  市内では、平成26年の現在まで、一般市民がAEDを使用し人命救助を行ったのは39回。そのうち20人が社会復帰をしている。全国平均データでは、約35パーセントの救命率に対し、船橋市内では約50パーセントと高い数字が出ているという。「救命率が高いのは船橋市民の皆さんの適切な救命処置のおかげ。これからも皆様にはご協力いただきたい」と、左主幹。

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MyFuna編集部

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