6/30(日)海神中学校内で交通事故!の実演
市内初の「スケアード・ストレイト」実施
自転車事故に関わる割合が高い中学生を対象に市内初の「スケアード・ストレイト」方式による自転車交通安全教室が28日、海神中学校(船橋市海神4-27-1)の校庭で行われた。
千葉県平均の26パーセント前後よりも、自転車が関連する事故の割合が高く、30パーセントを超える状態が続いているという事態を重くみた船橋市では、スタントマンが事故の瞬間を再現することで見るものに恐怖を実感させ、危険行為を未然に防ぐという教育技法「スケアード・ストレイト」方式を用いた安全教室を計画、今年度中に海神中、行田中、二宮中の3校で実施するという。
この日は、全校690人の生徒が見守る中、スタントチームの「Super STUNT Drivers(スーパースタントドライバーズ)」が、よく起きる自転車関連の交通事故を、交通事故に立ち会った際に行うべき警察や消防への通報などと合わせて再現した。
最初に再現されたのは、40キロ/時で走行する自動車が、停止している自転車に背後から衝突するシーン。次に両手離し、片手携帯運転、並進走行、逆送運転、蛇行運転、ヘッドホン着用など自転車運転時の違反行為によって起こりやすい事故を再現。さらに、見通しの悪い交差点で一時停止をしないで走行した自転車と乗用車の衝突事故などの7シーンを再現した。
最初、人が乗っていない自転車が乗用車に跳ね飛ばされるシーンでは拍手するなどリラックスムードで見ていた生徒も、後半に入り、より凄惨で身近で実際に起こりそうな事故のパターン再現になると顔色を変え、真剣な表情でスタントマンの演技を食い入るように見つめた。
交通安全教室実施に先立って、岩村彰喜校長は、「夏休みに入る前のこの時期、実際に事故の被害者・加害者になってしまう前に事故シーンを目に焼きつけ、予防に役立てて欲しい」と生徒に呼びかけた。
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