2013年02月03日 配信

2/3(日)中央公民館で歯科公開講座「お口の健康を守るために」

歯ブラシの使い方指導や、歯科医の裏事情なども

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 歯科医師による市民公開講座「お口の健康を守るために」が2日、船橋市中央公民館(船橋市本町2-2-5)で行われ20人を超える市民が参加し、口の健康に関する知識を学んだ。

 主催したのは、市内の医師や福祉関係者らで構成されている公益社団法人の船橋市地域福祉・介護・医療推進機構。公開講座は、おかもと歯科医院(坪井町3-9-3 TEL047-456-0056)院長の岡本春憲さん、野口歯科医院(二和東5-32-20 TEL047-448-8210)院長の野口隆司さんを講師に招き、口の健康に関する「意外と知られていない知識」をテーマに行われた。

 野口さんは、歯科領域の各科の説明に始まり、歯科医のやりがい、「歯」という組織がどのようなものなのか、歯科医師の裏事情など歯科に関する基本的な情報を紹介した。その後、「歯槽膿漏」のメカニズムにふれ、独特の高音を発し歯を削る患者泣かせの器具「歯科用エアータービン」のメカニズムや「保険診療」と「自費診療」の違いなども紹介した。

 また岡本さんは、「人間の口の中は体の機関の中で一番汚い。パンツの中よりも汚い。それくらいに雑菌が多く繁殖している場所」と紹介し、「歯周病」と「糖尿病」や「肺炎」、「高血圧」、「脳梗塞」など各種疾病との関係性について紹介し、逆に「糖尿」「肥満」「喫煙」「骨粗鬆症」などが原因となる「歯周病」についても言及した。

 質疑応答を挟んで、歯科衛生士による「歯ブラシの上手な使い方と歯の効果的な磨き方」実技に入った。野口歯科医院で手作りの模型を使用した歯ブラシの使い方講習には多くの参加者が身を乗り出して話に聞き入った。

 講習では、「歯ブラシ」だけでなく、「歯間ブラシ」、「糸ようじ」を活用した歯磨きによって「歯周病」や「歯槽膿漏」の効果的な予防が出来る点を紹介した。

 この日講習に参加していた60代の酒井智子さんは「定期的に歯科医院に通っているが、歯磨きの仕方が自己流になっていないか心配だった。正しい方法が確認できて良かった」と、感想を語った。

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↑野口院長は、歯科についての基本的な話をした  
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↑岡本院長が口中の雑菌について紹介  
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↑歯科衛生士による歯ブラシの使い方講習 ↑手作りの模型でわかりやすく解説した
 
   
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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