2012年12月01日 配信

12/01(土)青潮による被害に伴うハマグリ放流
三番瀬漁業資源回復に向けて

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 10月に開催された「青潮対策会議」の中で決定したハマグリの放流が30日、三番瀬海浜公園沖で船橋市漁業協同組合によって行われた。

 例年この季節には、500kg程度のハマグリ放流を行っているが、今年は9月に発生した青潮によって多くのアサリ・ハマグリが死滅してしまった。1985年以来の被害になる恐れがあったため対策として、船橋市漁業協同組合・市川市行徳漁業協同組合・南行徳漁業協同組合の3組合で青潮対策会議を実施、ハマグリの追加放流決めた。

 今回船橋市漁業協同組合で追加放流を行ったのは1.755t。近隣の3組合合計では約4t近くの規模となる。放流のための費用は千葉県漁業振興基金が8.5割、各組合が残りを負担する形となる。なお、採れたハマグリは費用の負担額に応じて返還を行う。

 当日船に積まれたハマグリは逃げ出さないよう2重の網で囲われた80m四方の蓄養所に投げ込まれた。順調に育てば来年3月には出荷できる予定だ。

 「三番瀬は元々ハマグリが多い地域。青潮の被害などで減少しているが、対策を行うことで昔のようにハマグリが繁殖してほしい」と船橋市漁業協同組合理事の小埜尾精一さん(54)は厳しい表情で語った。

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MyFuna編集部

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