2011年08月30日 配信

8/30(火)船橋薬園台出身野田総理大臣誕生/MyFuna編集部

史上初!千葉県出身の総理大臣が誕生

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今年、6月5日の海老川親水市民まつりで  

 29日の民主党代表戦で新代表に決まった野田佳彦財務相が30日、県内出身者では初めての首相に指名された。

 野田氏は、8月26日に原発事故収束を優先事項に挙げ同代表戦立候補を表明。代表戦には史上最多となる5人が立候補した。

 29日に施行された代表選挙では、第1回目の投票で海江田の143票に次ぐ102票を獲得。過半数を獲得した候補がいなかったため決選投票となり、小沢への批判票を集めた野田が215票を獲得して177票を獲得した海江田を逆転し、第9代民主党代表に選出された。投票前に、自らをどじょうに例え、相田みつお氏の詩を交えた演説で政治に「夢、志、人情」を戻す事を訴えた。駅頭で約25年間培ってきた演説で党内の支持を集めての逆転勝利だった。

 民主党代表選出後の8月30日、菅再改造内閣の総辞職を受け衆参両院で行われた首班指名選挙において第95代内閣総理大臣に指名された。9月2日には天皇による親任式を経て正式に就任、民主党と国民新党の連立による野田内閣が発足した。

 野田氏は、船橋市薬園台出身。薬園台小学校・二宮中学校を卒業。県立船橋高等学校では柔道部に所属、早稲田大学政治経済学部を卒業後、松下政経塾第一期生として入塾。卒業後は家庭教師や都市ガスの点検員として様々な仕事を経験したという。1987年には千葉県議会議員選挙に29歳で初当選を果たした。千葉県議を2期務め1992年に国政に出馬。2002年には民主党国会対策委員に就任。2010年に菅直人内閣で財務大臣に就任。この間、29歳で県議に出馬表明した時から財務相就任まで約25年間に渡って船橋駅などで早朝からの街頭演説を続けていた。

 その為、市民の中でも船橋駅を使う会社員や学生などには馴染みのある政治家だ。また、各種の会合や市民団体主催のイベントにも顔を出す事が多くその姿勢は財務相就任後も変わらなかった。その為か、市民の多くは野田氏の首相就任に対し「応援している」「ガンバって欲しい」「地道な努力が実ってよかった」等の好意的な見方が多いようだ。

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 野田首相誕生後、市内の各地でどじょうをあしらった弁当や野田氏を意匠とした菓子などが販売れているようだ。また、多くのメディアで船橋をピックアップ、船橋市の経済にとっても大きな影響を与えている。

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MyFuna編集部

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