2018年03月09日 配信

3/9(金)船橋のスズキ漁師がギフト「江戸前すずきの香り焼き三昧」
ふるさと納税返礼品に採択された船橋のギフト

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↑江戸前すずきの香り焼き三昧を手に
満面の笑顔を見せる大野さん(真ん中)

 

 船橋が日本一の水揚げ量を誇るスズキを一年中食卓に届けるべく「江戸前すずきの香り焼き三昧」を開発、2月28日に船橋市漁業組合事務所近くの割烹「たいこばし」(船橋市湊町1-24-10)で報道関係者向けの発表会を行った。

 返礼品は、身質の良い5月~10月に獲れたスズキを使用、年間通じて各家庭で手軽に食べられる商品として、ふるさと納税の返礼品採択を目標に製品化を進めてきたという。

 切り身は、「西京漬け」「酒粕漬け」「寒風干し」の加工品三種。一切れずつ真空包装にし、三種を二つずつ六つセットにして箱詰め販売する。価格は3000円(税抜き)。2018年3月8日時点で購入可能な窓口は、海光物産の公式ホームページ又は三番瀬みなとや店頭の2か所。

 商品は、浮世絵風の印刷を施した化粧箱に詰められ販売元の海光物産の発起人で大傳丸代表の大野和彦さん、中仙丸代表の中村繁久さん共同代表二人の先祖が、開業当時使っていたとされる屋号「傳左衛門(でんぜいむ)と閻魔堂(えんまどう)」をパッケージデザインの中に盛り込んだ。

 この日の発表会では、「最終的にはオリンピックの選手に提供できる商品を目指している。東京近郊のレストランに海外から一流のアスリートがやってくるオリンピックの会期に、江戸前スズキを食べてもらう事で世界中にスズキを広めることができる」と、力説する大野さん。

 大野さんによると、2015年10月に千葉県の「ブランド水産物」に認証、2016年7月には全漁連の「プライドフィッシュ」に認証されたが、オリンピック会場や選手村で提供する水準には足りていないという。

 当初、日本の水産業界で推奨している「マリンエコラベル(MEL)」や「養殖エコラベル(AEL)」の認証を目指したが、これらを受けてもオリンピックで提供できる基準のガイドラインには及ばない事が分かったのだ。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、MELやAELもFAO(国連食糧農業機関)の定めるガイドラインに準拠していると主張し、MEL及びAEL取得の水産物がオリンピックへ食材提供ができるよう掛け合っているという。

 しかし現在までのところ、オリンピックでの食材調達は天然魚については海洋管理協議会(MSC)、養殖魚に関しては水産養殖管理協議会(ASC)ないしは、それと同等レベルの信頼性が高い持続可能な調達原則に則ったものが求められているのだという。

 同社では、MSC取得に向けてFEP(漁業改善計画)を打ち出し、操業データの蓄積によって数値目標を定める事、独自の資源管理計画を作成し、それを全世界に公表する事などを行って、MSC認証レベルまで江戸前のスズキ漁を高めることを目標に活動を行っている。

 大野さんは、「漁業資源は日本の共有財産」として、独自ネットワークの構築や横の連携、情報の発信による適正な評価をもとにしたバリューコントロールなどを通じて100年後も持続可能な漁業を目指していくという。

 オリンピックへの食材提供という目標を持ったことによって、これまで大野さんが課題に感じていた「漁業の将来」に対して明確な目標が生まれた。今回商品化した「江戸前すずきの香り焼き三昧」は、大野さんが目標とする持続可能な漁業に向けての大きな一歩だという。

 こうした一連の取り組みや商品のコンセプトを受けて船橋市は、ふるさと納税の返礼品として同商品を採択したという。今後は、前出の窓口二つに加え「ふるさと納税」でも手に入れることができるようになる。さらに百貨店などの大手量販店のギフトコーナーなどでも購入できるよう働きかけていくという。

【参考リンク】 
海光物産 http://kaikobussan.com/

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