2017年02月15日 配信

2/15(水) 第24回音楽のまち・ふなばし 千人の音楽祭

谷川俊太郎親子が特別ゲスト

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谷川俊太郎さんによる詩「当日お任せで」の朗読  

 船橋アリーナ(船橋市習志野台7-5-1)で2月12日、老若男女総勢約2000人が出演した音楽イベント「第24回音楽のまち・ふなばし 千人の音楽祭」が行われた。

 今年の司会を務めたのは、船橋市出身で千葉県を中心に歌手活動をしている横洲かおるさん。オープニングは、横洲さん作詞作曲の食育教育ソング「みんな大好きおみそしる」で飾った。

 邦楽器の演奏、小中学校合同吹奏楽、一般公募で集まった「ふなばしハッピーゴスペル」の演奏に、2003年の初参加依頼5回目の参加になるアメリカワシントン州のブレイン高校の学生による「ウィンドアンサンブル」、小中学校合同オーケストラ、八栄小と法田中によるマーチング、中学生中心のジャズオーケストラ「ふなばしスイングオーケストラ」が出演。

 今年のスペシャルステージは、谷川俊太郎さんとその息子でピアニストの谷川賢作さんを迎えて繰り広げられた。「うたのみなと~詩と歌をたずさえて・漕ぎ出そう音の海へ~」と題して、谷川さんの作詞「みぎのてのひら」を小学生が、「そのひとがうたうとき」を中学生が歌い、最後には手塚治虫さんから直々に作詞依頼があったという「鉄腕アトム」を熱唱。谷川さんがソロから始まり、総勢約90人の公募合唱団「ふなばし市民合唱団」が歌い上げた。

 松戸徹市長の挨拶後、市内の音楽奏者による「ふなばしグランオルケスタ」がムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」から抜粋した4曲を演奏。オーケストラの演奏をとりまとめる「コンサートミストレス」は西船なな姫食育お念プロジェクトにも関わる坂田あき子さん、船橋市在住のチェリスト植草ひろみさんが務めた。

 グランドフィナーレは谷川さんの「朝のリレー」の朗読に始まり、横洲さんの「瑠璃色の地球」、船橋芝六太鼓、市船吹奏楽部による演奏、船橋市を拠点に活動しているユニット「Last Note」、市内小中学校の音楽教員5人による特別ユニット「ティーチャーズ男性アンサンブル」の歌声が続いた。「船橋ドドンパ・歌姫太郎コンテスト」で優勝した一條貫太さんによる「船橋ドドンパ」、最後に谷川さんの「当日お任せで」の朗読ですべての演目は終了した。

 最後に、マイクを手にした市立船橋高校の高橋健一先生から、グランドフィナーレの編曲者であり、御滝中学校、市立船橋高校出身の浅野大儀さんについて紹介。作曲家を志し音楽大学へ進み活動していた矢先にガンを発症、この日を楽しみにしていたというが闘病生活の末、惜しくも今年1月12日に永眠、享年20歳だっという話が語られた。

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食育教育ソング「みんな大好きおみそしる」 小中学校合同吹奏楽
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「ふなばしハッピーゴスペル」 ブレイン高校の学生
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マーチング 「ふなばしスイングオーケストラ」
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谷川俊太郎さんとその息子の賢作さん  市船吹奏楽部による演奏
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一條貫太さん グランドフィナーレ

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

大西俊子

大西俊子

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