3/24(金)船橋市在住の八木さんが日本音楽コンクールフルート部門で2位
皇族方の御前で演奏も
船橋市在住で東京芸術大学4年の八木瑛子さん(22)が、日本音楽コンクールフルート部門で2位受賞したことを松戸市長に報告するため、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25、TEL 047-436-2111)を訪れた。
日本音楽コンクールは昨年10月25日に東京オペラシティコンサートホールで開催。八木さんはフルート部門で第3予選までを通過し、その後の本選で見事2位を受賞した。同コンクールは毎年開催されているが、フルート部門は3年に1回のみ。
八木さんは東京芸術大学在学時の昨年10月より、オーストリア国ザルツブルグにあるモーツァルテウム大学に留学している。同大学は音楽と舞台芸術のための世界的にも有名な総合芸術大学で、多くの著名音楽家を輩出している。「大学1年の時、デンマークのコンクールで入賞できず悔しかったので、その時から海外の先生の指導を受けたりして、卒業後は留学したいと思っていました」と、留学したきっかけを話した。
八木さんがフルートを始めたのは9歳の時。音楽大学ピアノ科出身の母親の影響で、幼いころはピアノを習っていたという。小学生の時に口笛が流行っていて、一日中ずっと口笛を吹いていた姿を見た母親が、「口笛を吹くならフルートを始めてみれば」と勧められ始めた。
「フルートはきらきらしてきれいな音のイメージですが、太くてしなやかな音も出るということを表現して演奏しています。歌のように音色も変わるので、そういったところもフルートの魅力ですし伝えたい」と八木さん。
3月22日には、都内の主要音楽大学の首席卒業生の選抜者が出演する御前演奏会が皇居の桃華楽堂で行われ、八木さんは皇后陛下を始めとする皇族方の御前で演奏をした。4月21日には藝大フィルハーモニア管弦楽団定期新卒業生紹介演奏会で演奏する予定。また、5月に神戸で行われる神戸国際フルートコンクールに向けて練習を重ねている。
「ザルツブルグの大学ではまず4年間勉強して、いろいろなコンクールで入賞して、将来は国内外問わずオーケストラに入って演奏したい」と将来の夢について話した。
松戸市長は「船橋出身の音楽家もたくさんいますし、千人の音楽祭もあるので、いつか是非船橋でも演奏してほしい。また今後の活躍も期待しています」とエールを送った。
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