2016年11月27日 配信

11/27(日) 北部清掃工場が2017年4月にリニューアル

余熱利用の温浴施設などもあわせてオープン

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 船橋市の運営する北部清掃工場(船橋市大神保町1356)が2017年4月1日に新工場を稼働、隣接敷地内には「船橋市北部清掃工場余熱利用施設(愛称:ふなばしメグスパ)」をオープンさせる。

 現工場の老朽化に伴い、2013年から建て替え工事が行われているが主要部分の工事はすでに終了、現在は試運転期間中だという。

 1983年(昭和58)から稼働し、市内の可燃ごみのおよそ半分(1日約250トン。2015年度実績)を処理してきた同工場。
 現在、同清掃工場で扱っているごみは、可燃ごみと可燃性粗大ごみ。建て替え工事のため、現在は1日あたり1世帯の持ち込みが5点までと制限をしているが、2017年4月からは持ち込み制限が解消、不燃性の粗大ごみも持ち込めるようになる。

 また、「環境にやさしい清掃工場の実現」を目指し、余熱を利用した施設を新たに建設する。余熱利用施設の愛称は「ふなばしメグスパ」。
 同施設は、地上1階建て、延べ床面積は約625坪。建物内には温浴施設、健康浴施設のほかに軽運動室が併設されている。

 温浴施設は男女別の大浴場があり、炭酸泉槽の露天風呂、サウナを完備。男女別の温浴施設の間に健康浴施設があり、全長15メートルの歩行浴用プールが3レーンとジェットマッサージエリアを設置。使用料は大人500円、小中学生250円、65歳以上の高齢者が400円(すべて税込)で、温浴施設と健康浴施設の両方を使用できる。

 軽運動室は前面鏡張りで約20坪。ダンスやヨガなどに利用でき、2時間ごとの専用使用で使用料は600円(税込)の予定。
 ロビーには軽食コーナーと売店を設置。そのほかには、入館しなくとも建物の外から利用できる「産地コーナー」で周辺農家の新鮮野菜や船橋の特産ブランドなどを販売する予定。駐車場は普通車122台(車椅子利用者用2台含む)と大型車4台を用意する。

 「ふなばしメグスパ」の稼動に必要な電力は、ごみ焼却により発生する熱(蒸気)を利用する。同じく清掃工場の電力も余熱を利用して発生した電力でまかない、余った電力は電力会社に売却する。船橋市ではこのような環境マネジメントシステムを運用、環境負荷の低減を目指しているという。

 なお、余熱利用施設の愛称である「ふなばしメグスパ」の「メグ」の由来は「めぐる」から。清掃工場を、ごみを焼却して発電を行う「循環型社会」の象徴と捉え、生き物の循環、血液や元気の循環、地域をめぐる拠点施設などさまざまな循環、「めぐる」を意味している。  

 2017年4月1日には北部清掃工場の竣工式典と余熱利用施設のオープン式典を開催予定している。

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MyFuna編集部

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