2017年05月21日 配信

5/21(日)「集え!珈琲で身を立てたいJK・DK」
珈琲屋台の先駆者蘆田格也さんがノウハウ提供へ

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 西船橋駅北口の路地裏で珈琲屋台を展開している蘆田格也さん(25)が、本格的にJK(女子高校生)やDK(男子高校生)などの若手を育成し、珈琲屋台を出店までをプロデュースする事業に乗り出すことがわかった。

 蘆田さんは、兵庫県出身。自分らしく生きていくために放浪生活の中で生きる糧として切り開いてきた業態。都内などでは同様のスタイルでコーヒーを販売している例も見られるが、船橋市内ではまだ真新しいスタイルだったため各方面から注目を集め、TVや新聞などの大手メディアを始め、各種機関誌やタウン誌などにも多数掲載、今年の年初には珈琲専門誌などにも登場している。

 ハンドドリップでコーヒーを入れる方法を独学で追及。試行錯誤の上、現在の手動ミルを使って、豆はスペシャリティコーヒーのものを使用、ゆっくりと時間をかけて1杯1杯を丁寧にいれる自分流のスタイルにたどり着いた。唯一、焙煎だけは他人に師事して基本から習ったという。23歳で現在の珈琲屋台というスタイルを確立、沖縄県内を屋台で回る日々を過ごしていたところを、西船橋で洋風居酒屋Cannesを経営する尾方琢斗さんに見いだされ西船橋にやってきた。

 「西船橋はみんなが旅人のようだ、ここにいるだけで旅している気分になる。大人の人も子供みたいで楽しい街。全国を見てきてこんなに居心地のいい場所はなかった」と、生来の風来坊が西船橋に定着した理由を話す。

 蘆田さんがマスコミで注目を集めるようになると、多くの高校生や大学生から相談が寄せられるようになったという。蘆田さんは、それぞれの悩みを聞き、珈琲の淹れ方や焙煎についての手ほどきをしたり、蘆田さんの経営する「Kakuya Coffee Stand」や「Cannes×Kakuya Coffee Stand」で、来店客にコーヒーを淹れる機会を提供するなどチャンスを与えてきた。

 現在、「現役高校生(JK)”心とコーヒー”のめぐり旅」と題した珈琲行脚の旅に出ている鮫島さんも「Kakuya Coffee Stand」や「Cannes×Kakuya Coffee Stand」でコーヒーを淹れながら腕を磨き、最年少で「JHDC(ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)」に出場。本選出場こそ逃したが、本選で「ふるまい珈琲」を淹れる権利を受けた。その後、ルックスとタレント性が話題を呼び各種マスコミからの取材依頼が入っているという。

 現在、「ゲンキくん」(高2年)、「カズくん」(大学生)という2人が蘆田さんを慕って珈琲修業に身をささげているという。「こういう若い子たちが自分のやりたいことを実現させる手伝いをしていきたい。言葉に出して動く人を手助けしていきたいんです」と、蘆田さん。

 将来は、出身地の兵庫県丹波市でゲストハウスや珈琲屋を開き、コミュニティの醸成に努めてみたいという。その為にも、高校生・大学生のバリスタ育成を事業として街づくりや地域貢献に結び付けていきたいという思いを持って今回のプロデュースに行きあたったという。

 蘆田さんは、毎日17時~翌2時くらいまでの間「Kakuya Coffee Stand」に立ち路地裏の駐車場で珈琲を淹れている。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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